
やあやあ、動物には目がない鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
前回は「宮城蔵王キツネ村」に行ってきましたが、今度は海の生き物と戯れようという試みです。

宮城県には以前、「マリンピア松島水族館」という水族館があったのですが、施設の老朽化や運営会社の資金難もあり、2015年に惜しまれつつ閉館しました。
そして、その意志を継ぐべくして誕生したのが「仙台うみの杜水族館」です。
水族館を公の力ではなく、民間の力で運営しようというのが、この「仙台うみの杜水族館」。様々な企業の出資により成立しています。三井物産、カメイ、横浜八景島、ユアテック、河北新報社、仙台三越の計6社が出資して、「仙台水族館開発株式会社」を設立して、協働で運営を行っています。
それぞれの展示にはスポンサー名も書かれています。さながらディズニーランドのようですね。
マリンピア松島水族館の魂を受け継いだこの水族館。もちろん松島から移籍してきたプレーヤー達もたくさんいます!!

アシカ。

イロワケイルカ。

そして、マンボウ。
なんと、5万匹いる展示生物のうち、7000匹は松島からやってきているそう。松島ではおなじみだったアイドルたちもいるのだ!
入場料高い!あんまり楽しくない!死ぬほど混んでる!!
そんな容赦のない意見を周辺の方々から聞いていた水族館でしたので、恐る恐る初入場してみましたのですが、全然そんなのは杞憂だった!
とても充実した良い水族館だったので、今回は行ってみた感想をメモしたいと思います!
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「仙台うみの杜水族館」の感想!
以下、5つの観点の感想をメモします。
1.外観が水族館らしくない。

周囲には大型の商業施設や物流倉庫。すぐ横には高速道路が走り、かなりの工場地帯感があります。。。まあ実際のところ都市計画の用途地域上も工業地域なんですが。
そしてこの外観。なんだろう。シャープでかっこよいんだけど、楽しさとか遊び心を感じないデザイン。パッと見のワクワク感って水族館で大事だと思うんだけど。。。
2016年2月現在では、周辺の高砂中央公園も完成してませんので、荒野の中に佇む水族館になっております。超ワイルド!
2.2016年2月時点では、そんなに混んでいない

じつは2015年の夏にオープンして一度水族館に行ってみたことがあるのですが、その時は激混みでチケット購入に1時間30分待ちとのことで断念した思い出があります。
しかし、先日行った時にはチケット売り場もガラガラ。展示はまあまあ混んでましたが、土日でもそれなりに快適に観れます。
3.大水槽は大迫力!

CMやパンフ、その他新聞やブログなんかでも取り上げられる巨大水槽「いのちきらめくうみ」。
水族館に入ってすぐのところにあります。
東北では最大級の水槽というだけあって、なかなかの迫力。
幅13m×高さ6.5mだそうです。
なんといってもこの展示の魅力は、「ヨシキリザメ」と「イワシ」。

「ヨシキリザメ」は人を襲う危険種であり飼育が難しいらしく、水族館ではまず見かけられない珍しい魚!このまま飼育し続けられたらかなりすごいことだ!!
一方の「イワシ」。なんだか相反する魚のような感じがしますが、魚群の大きさが大迫力。魚の銀色の鱗にキラキラと光が反射して、魚群が作り出す形はオーロラのような美しさ。見ていて全然飽きないです。
4.展示内容のバランスがよい

カラフルなカワイイお魚、美味しそうなお魚、貝・エビ・カニ・イカ・タコ・クラゲ・イソギンチャク等の海洋生物、アザラシやペンギン等の海獣、水族館で見たい生き物がほぼ漏れなく展示されています。

イロワケイルカやヨシキリザメなどの珍しい生物の飼育や、ホヤや昆布といった三陸ならではの展示など、「うみの杜水族館らしさ!」を随所に出そうとしているのは非常によかったと思います。

また、展示の順番としても、1階に日本の魚たち、2階には世界の魚たちと、水槽のテーマやコンセプトがはっきりしており、擬岩やジオラマのクオリティも高く、さらにはネオンテトラやインコまでペットショップさながらの展示がされており、かなり見ごたえがあります。

チンアナゴもカワイイよ。
5.イルカショーは大迫力!前の方で観よう

うみの杜水族館の目玉といえばやっぱり横浜八景島からやってきたイルカショー。
イルカショーの会場である「うみの杜スタジアム」はプールと観客の間に柵がないので、前の方の席であれば、本当に触れられるほど近くにイルカを見ることができます。

そして、イルカショーが始まっていないときでもイルカさんはプールを泳いでいるので、見ていて飽きない。いたずら好きで、飼育員さんがいないときは、遊び回っています。プールサイドに打ち上がるイルカが妙にかわいいです。

もちろんショーは大迫力。イルカの大ジャンプはいつみても興奮しますね。
アシカたちも安定したショーを見せてくれますよ!!
最後に!!
仙台にできた伊達な水族館。
民間の運営ということで、客のニーズをどんどん吸い上げて良い方向に向かっているんだろうなあと感じさせる水族館でした。
当初のサービスを知らないので、偉そうなことは言えないのですが、オープン直後に参加した周囲の人からの感想を聞く限り、大分サービスの質が上がっていると思います。
イルカショーも日々こなれてきているし、新しいおみやげもガンガン考案されているみたい。確かにグッズや、飲食店の充実度は高いです。センスも感じました。

海がめメロンちゃん。
2016年の冬は、『ペンギン祭り』を開催している模様!!
1/16(土)~3/6(日)の期間限定のイベント。盛り上がっているニュースもたくさん。
入場券2回分(4200円)で年間パスが買えるので、地元の人は、定期的に行ってみると、サービスの向上が感じられてよいかも!
いやあ、満足満足!是非ともこの水族館を起爆剤にたくさんお客さんが来るとよいですね!!