やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
みなさんは一級建築士の受験勉強をどうやって乗り切ろうと思っていますか??
大体、大学の建築学科を卒業するあたりに差し掛かると、どこで知ったのか、資格学校の営業の方から多数の電話がかかってくると思います。
「一級建築士受けるんですか?うちで勉強しませんか?」
しかも割と高圧的な営業をする人が多く、「学校いかないとなかなか受からないよ」みたいなことを平気でいいます。
結構いらっとしますよね。
そして、目の玉が飛び出そうなくらいの高額な値段に驚いた人も多いと思います。私もその一人です。
でも、悩んだ挙句、私は結局資格学校に通うことにしました。
なぜなら、建築業界にいる限り一級建築士の資格取得が一生付きまとうからです。どうせ取るなら短期集中して一発でとりたい。嫌なことは早く終わらせたい。
あと、1年間も独学するほどストイックになれないかなという危惧もありました。。。
私みたいな考えで資格学校を検討する方もいらっしゃるかと思います。
もし学校に通おうかなと思っている人でも、「総合資格学院」か「日建学院」という建築士学校の二大巨頭を選ぶか、はたまた値段が安い「TAC」や「コスモ建築塾」を選ぶか。
他にも「合格物語」や「教育的ウラ指導」など通信講座を選ぶもあります。選択肢は尽きませんね。。
(どうせどれも似たりよったりだろ…)
と思っている人もいるかもしれません。
でもどうせお金を払うなら、最低でも一発合格を目指したいですよね。
そんなあなたに、泣く泣くS学院に高額なお金を支払った私が資格学校や通信教育を上手に活用するコツを紹介したいと思います。
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資格学校・通信講座まとめ
まずは、日本国内にどのような学校・講座があるのか調べてみました。
<資格学校>
総合資格学院

建築士を目指すならば、なんとなく頭に浮かんでくるのが、総合資格学院or日建学院。
総合資格は、受講料が高い。。。マジで車が買える。。。さらに、当初のコースに加えて、オプション授業を受講する場合、別途費用がかかります。
【公式サイト:http://www.shikaku.co.jp/】
日建学院

総合資格と違ってオプション授業が無料らしい。パッと見の総額はSさんと大体一緒ですが、諸々含めるとSさんの方がお高めのようです。
【公式サイト:http://www.ksknet.co.jp/nikken/】
資格の学校TAC[タック]

総合資格学院と日建学院の二強時代を終わらせることができるか!?
両学院に比べて受講料の圧倒的安さが魅力。演習は過去問がメインとのうわさも。受講者数はぐいぐい上がっているみたい。
【公式サイト:http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku.html】
コスモ建築塾

よく試験会場でチラシを配っているので、東京の方には、有名なコスモ建築塾。時間の余裕のない受験生にはマンツーマン授業も開催している資格学校です。東京在住の方はよいかも。受講料も大手に比べたら圧倒的にお手頃。
【公式サイト:http://kenchiku-juku.81552.com/index.html】
<通信講座>
一級建築士試験 合格物語

怪しい情報商材っぽい雰囲気も若干出ていますが、そんなことは全然ありません。合格物語は、学科試験独学組の救世主なのだ!過去20年間分の過去問をベースとした演習問題を低価格で提供しています。
【公式サイト:http://www.19get.com/index.jsp】
教育的ウラ指導

ケンプラッツに製図試験の動向を寄稿されたり、精力的に活動されている一級建築士試験独学受験者支援の教育的ウラ指導。学科試験の模試、製図試験の通信講座、製図試験の模試を実施しています。講座受講生専用掲示板で質疑対応もバッチリ。講習会も開催。
受講料がお安いので、検討してみる価値ありです。資格学校に通っている生徒で併用している人も多いです。私も、総合資格に通いながら、学科も、製図も、ウラ指導の模試を利用させて頂きました。模試もめっちゃクオリティ高い!
【公式サイト:http://www.ura410.com/】
製図試験.com

もともと学科製図.comというサイトでしたが、今年から一級建築士製図試験に特化するようです。製図DVDだけでもクオリティ高いようなので要チェック!!
【公式サイト:http://seizushiken.com/】
建築士塾

総合資格学院と日建学院に比べると受講料はお安くなっています。完全少人数制とのこと。製図テクニック本も多く執筆されているとのことで、どんな製図方法なのか気になります。
【公式サイト:http://www.kenchikusi.co.jp/1kyugoukaku】
海豆研究所

光速・2時間作図法の発案者である海豆博士のブログが面白い。2時間で作図が本当に完成するみたいです。定規を使わないスタイルで、手書きで合格するのか?と不安に思いますが、実績はあるのでしょう。
全部の手書きは資格学校では、禁じ手になってました。DVDは少しお高めですが、学べる事はあるに違いない。
【公式サイト:http://umimame.com/】
公益社団法人日本建築士会連合会

試験の本丸である建築士会です。全国各都道府県にあります。製図のみ有料講習をやっているみたいです。ここで合格した人の話も聞くので、意外と狙い目なのかも。
【公式サイト:http://www.kenchikushikai.or.jp/】
資格学校・通信講座をうまく活用する5つのコツ
と、まあ色んな種類のサービスがあることを認識した上で、うまく活用するコツをメモしておきます。主に私が通っていた総合資格についての話なので、もしかしたら他の学校では参考にならないかもしれません。
1.受講生をライバルと認識しよう
資格学校のメリットは、豊富なテキストや問題集、手慣れた講師に内容を教えてもらえることだけではありません。
一緒に通っているメンバーをライバルと認識することで、自らの勉強に対するやる気を増大させることにあります。
予備校では、毎回の小テストで平均点が発表されたり、宿題をやってこないと名指しされたり、勉強させるための工夫がなされています。そうやって尻をたたいてもらえるのもメリットだと思って、ムカつきながらも勉強しよう。
2.予習はしなくて良い?
予備校だとやたらと宿題を出されます。正直言って私は全くやってませんでした。
授業の最初や終わりに営業の方から予習・復習が大事だと洗脳されますが、とりあえず「毎週、予備校に行くこと」が大事だと思います。
その場で講義を聞いたり、テストをするだけでもなんとなく範囲が頭に入るからね。
もちろんちゃんと出来る人は予習復習をやった方がいいと思いますが、そもそもそういうストイックな人は予備校に通わなくても独学で学科合格出来るのではないかと思います。。。
3.分からないことは先生に聞こう
とりあえず各単元で理解できないことがあったら、遠慮せずに聞こう。
予習してないから、質問も思い浮かばないくらい理解できていない場合もありますが、それでも気になることがあったら仮に授業でしゃべっていたことでも聞くと自分の頭に入ります。
4.先生は疑ってかかろう
とはいっても、生の先生の場合、結構、間違ったことをいいます。
最近の受験情勢に合わせたアドバイスをくれたりするのですが、あくまで予備校内の話だったり、噂の範疇を超えない話をまことしやかにつぶやくので、あんまり鵜呑みにしない方がいいかもしれません。
製図の授業では、とにかく気合の入った先生も多く、どんな解答でも厳しい採点をつけられるかもしれませんが、直前まで安心させないためにあえて採点のハードルを上げている場合があるので、ムッとせずにおとなしく淡々と次の課題に備えよう。
5.オプション講座は受けるべきなのか
総合資格の話ですが、ゴールデンウィークやテスト直前になると、出てくるのか「オプション講座」のご案内。やらしいですね。しっかりビジネスしてます。
1授業1万円としても、学科講座を全部受けたら5万近い出費です。営業の方はここぞとばかりに攻勢に出てきます。「いや、当然受講するでしょ。」みたいな。
メンタルの弱い私は、1講座だけ受講してしまいましたが、確かに、落とし穴になりそうな部分をカバーしてくれる授業で、うっかりさんには嬉しい内容にはなっていました。
でも、仮に受けなくても学科の点数が1,2点違うくらいじゃないでしょうか。受ける、受けないは、あなたの精神力によるかと思います。
製図講座のオプション講座は、たくさん製図の課題がこなせるので受けていた方が安心だと思いますよ。(これも結構高額なのですが。。。)
6.通信講座の模試を併用してみる
仮に予備校に通っていたとしても、ネットの模試を利用するというのはかなり効果的だと思います。
なぜなら各予備校で出題傾向に癖があるからね。他流試合をして自分の実力を確認することはかなり有効です。しかも、ウラ指導の模試はそんなに高くない。
予備校のオプション授業にお金を払うくらいだったら、こちらの模試を解いた方がよっぽど実力になります。
私が受けた時は、ウラ指導模試の問題が本試験にそっくりそのまま出たことがありちょっと感動しました。
最後に!!
これから製図のために通学を考えている人は、何を重視するかで決めたらよいと思います。
一番高額だけれども、テキストの質も良くサービスも充実して合格率も高い総合資格なのか、若干質が劣るが、その分値段も安い日建学院なのか。
格安のTACで頑張るのか、独学で通信講座を併用するのか。
ただ、予備校の合格実績と自分が合格するかどうかはあまり関係ありません。その場所で自分がどれだけ勉強できたか。それだけです。それぞれ一番勉強へのモチベーションが維持できる方法をとるのが一番なのかもしれませんね。