やあやあ、理系修士卒の鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
高校も男子高だったし、大学・大学院とも工業大学で過ごしてきたので、これまでの人生で男性諸氏と過ごしてきた時間が圧倒的に多い私です。
さて、そんな私が最近家に帰るとずっと見ている海外ドラマがあります。
それがこれ。「ビッグバンセオリー」。
ギークでナードなモテない男子4人組が色恋沙汰に奮闘するお話です。
もうこのコンセプトだけで個人的にはお腹いっぱい。絶対楽しい。
海外ドラマにはこれまで全然興味がなかったのですが、huluに加入してからというもの、毎日欠かさず観るようになりました。
アメリカの超人気ドラマということで、日本でも既にご存知の方が多いのではとお察ししますが、泣くほど笑える映像に出会ったのはマジで中学生以来かもしれない。。。抱腹絶倒とはこのこと!
中学生の時はなにをやっても爆笑出来ましたが、ローテンションで卑屈な大人になった現在、死ぬほど笑うってことは私的には相当ファンキーな出来事です。
今、シーズン4の途中を観ているところで、huluで視聴可能な分を全部見終わったらオススメしようかなと思っていたのですが、あまりに面白すぎるので、早速紹介させてください!
今回は私が感じているビッグバンセオリーの魅力について、出来るだけ余すところなく語りたいと思います!
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ビッグバンセオリーって何??
まずは全くビッグバンセオリーを知らない人のために概要をご説明します。
wikipedia先生によれば、
2人合わせたIQが360という二十代の仲良しオタクコンビ、レナードとシェルドンはカリフォルニア工科大学の物理学者。カリフォルニア州パサデナにあるアパートで同じ部屋に住むルームメイト同士でもある。2人揃って頭脳は明晰で、博士号を得るほど賢いが、どうも世間からズレていて友人もみんな変わり者。しかもルックスがイマイチなので女性にモテる気配もない。そんな2人の部屋の向かいにある日、キュートなブロンドの独身美女が引っ越してきたことから始まるコメディ・ドラマ。
簡単にいうと高学歴理系オタク4人組と高卒のちょっとおバカなブロンド美女のコメディなのですが、一般的な感覚を持つ彼女と、一般的な感覚からズレまくったオタク男達とのカラミが絶妙すぎて、それぞれのやり取りがツボにはまります。
彼らの住んでいるパサデナは、アメリカ合衆国カリフォルニア州に位置する都市で、ロサンゼルスに隣接する高級住宅街です。 カリフォルニア工科大学やジェット推進研究所、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインなどの科学や芸術分野の教育研究機関の所在地としても知られています。
私が魅了されるビッグバンセオリーの世界観
以下、私の考えるビッグバンセオリーの魅力です。
1.濃すぎるキャラ設定
左から順に、インド人のおとぼけラージ、キモいけど憎めないハワード、天才ゆえに人間離れしているシェルドン、4人の潤滑油的存在レナード、越してきた隣人ペニー。この5人が主な登場キャラです。
いつもつるんでいる男性4人は全員オタクです。そして、ハワード以外は全員博士号取得者。そのハワードもMIT修士卒という学歴的に言えば超絶エリート達。
しかし、日本でも高学歴になるほど一般人と感性がずれてくるように、彼らも相当世間からずれまくった不思議の国の住人です。
専門分野である物理学の話はもちろんのこと、スタートレック、スターウォーズなどのSF映画、マーブルなどのコミック、アニメ、ゲーム、カードゲームなどなど、いわゆる根暗系ヲタクが好きなモノは大体好き。
度々怪しい道具を作って部屋で実験したり、凧遊びをしたり、タイムマシンを購入したりと興味があるものには一直線の生粋のオタクどもなのです。
その一方で恋愛に対して全く免疫がなくオクテな彼らにとって、女性とのコミュニケーションは異文化交流そのもの。
女性に全く興味がないシェルドン。隣人のペニーに惹かれるレナード。露骨なスケベ心により全力で気持ち悪がられるハワード。シャイで女性の前では声が出せないラージ。
男をとっかえひっかえしている遊び人のペニーと彼らの掛け合いが毎回面白すぎる。
さらにそれぞれの兄弟や家族、大学の友人も超個性的であり、一層ビッグバンセオリーの世界観を深めています。
個人的なお気に入りキャラクターはクリプキ。4人の敵(特にシェルドンが嫌い)でいたずら好きな彼ですが、自分もオタクであることを自覚しており、彼もまた世間とのずれに葛藤しているところがステキです。あと4人が良くいくコミックストアにいるスウェット大佐もオタクとしていい味出してます。
それぞれのキャラの性格を説明していくと死ぬほど長くなってしまうので、まずは第1話を見てほしい!それぞれの個性的で面白いエピソードは回を追うごとに深まっていきます。
huluのサイトではシーズン1の第1話が無料で観られるので是非ご覧になってみては。
2.脚本が秀逸すぎて外れエピソードがない
このドラマは本当に毎回毎回の脚本が秀逸。どの話を見ても爆笑できます。たまにユーモアが強すぎてついていくのが精一杯の話もあるくらいです。
このドラマの面白いところは大体エピソードが複数同時並行して展開していくので、毎回5人全員が活躍するところ。
大半のトラブルは、シェルドンの奇天烈な行動や反応によって引き起こされているのですが、そこから派生して様々なシーンにドラマが生まれていきます。
天才で極度な潔癖症で正直で頑固者、だけどプライドを傷つけられるとすぐに落ち込んでしまう子供のようなシェルドン。
否応なしに周りのメンバーをかき乱す彼の存在は実在したらどう考えても“面倒なヤツ”ですが、彼の裏表がなく純粋で素直な性格と、仲間たちの愛すべきツッコミにより完璧なバランスで彼の面白さが成立しています。
そして、伏線もすごい!シーズン1の初めに登場したキャラがシーズン3になって再登場したり、シーズン1の出来事をシーズン2で掘り返したりと、第一話から回を重ねて観てきたファンの心を掴みます。
たまに突拍子もないオチの話があるので、話の前後で多少の矛盾はあるけれども、一話完結しながら話がどんどん蓄積しているところが嬉しいですね。
ゲスト出演も数多くあり、原作好きには嬉しいのではないでしょうか。新スタートレックに出演しているウィル・ウィートン本人が、ビッグバンセオリーには頻出します笑。ゲストでありながらも準レギュラー的存在になっているのが微笑ましいです。
3.小気味よい構成・展開
大体1時間か30分で1話が区切られる日本のドラマとは異なり、「ビッグバンセオリー」は1話20分なのでちょっとした空き時間に観ることが出来ます。
基本1話完結型なのでどこから見ても楽しめます。展開が早くサクサク進んでいくことに加えて、1シーンごとにオチがあるのでずっと笑いころげていられます。
軽い気持ちで視聴出来て、気が付くとついつい3話くらい続けて観てしまう中毒性。
The Big Bang Theory Theme Song (History of Everything – Barenaked Ladies) from Skepsis Plex on Vimeo.
オープニング音楽(ベアネイキッド・レディース”The History of Everything”)もノリも小気味よくて大好きだし、シーンカット時に写る星?が回っている音と映像もハマります。
4.個性派の役者さんが描く世界観に惚れる
「ビッグバンセオリー」は役者さんの演技がスゴイ。
特にシェルドンは、その独特な応酬や行動によってビッグバンセオリーの世界観が創られていると言って良いほど、インパクトが大きいです。
相当風変りで突き抜けた性格のシェルドンですが、一挙手一投足、セリフにリアリティがあって不思議と違和感が全くありません。本当にシェルドン実在しそうと思ってしまう役者さんの演技力に感服。実際シェルドン演じるジム・パーソンズはエミー賞で4度の主演男優賞を受賞しています。
その他のキャラも、レナード役のジョニー・ガレッキは実は結構なイケメンだし、ハワード役のサイモン・ヘルバーグはノリツッコミをしたり、絶妙な間をとったり、モノマネをしたりと芸人ばりのコミカルさを発揮する器用なテクニシャンだし、ラージ役のクナル・ネイヤーはとにかく愛らしい。そして、インド人英語は日本人にとっては一番聞きやすいかも。
そうした個性豊かな役者さん達が、無邪気にオタク趣味を楽しみながら、ワイワイしているシーンを追っているだけでも、自分が童心に帰ったかのようなトキメキを感じます。
5.ジョークやユーモアが分かりやすい
ジョークのネタも一部分かりにくい部分があるものの、ほとんどは日本人でも理解可能です。
海外ドラマのジョークは、政治とかセレブの話が多くて個人的には全然ついていけないのですが、このドラマの面白さは“オタク(天才)と世間との感覚のずれ”にあるので、オタク文化が根付いている日本人であれば声を出して笑えると思います。
テキサス出身であるシェルドンが田舎出身としていじられる、ハワードがユダヤ人であることをブラックジョークにする等、日本にはないアメリカ特有のユーモアも学べます。
「ビッグバン・セオリー」は、インドア派の登場人物が多いこともあり、アパートや大学など決まった場所でのシーンが多いです。そのことにより、似たようなシーンが繰り返されることになるのですが、毎回毎回セリフにひねりがあって、一筋縄ではいかないユーモアやジョークが楽しめます。
全体的に日本のコントのような雰囲気ですが、セリフの言い回し、抑揚、スピード、間、仕草など、アメリカンジョークの面白さは、日本の笑いとは全然違っていてとても新鮮です。
6.英語の勉強にもなる
吹き替え版ではなく、字幕版で見ている方限定ではありますが、日常会話特有の言い回しが覚えられたり、アメリカ特有のスラングも学べます。
あんまり正確に英語が聞き取れている自信はないのですが、“sarcasm” “creepy” “a.k.a.”あたりはかなり多用されるので、日常でも使いたくなります。
シェルドンのセリフだけは非常に難解な言葉で英語でしゃべるので正直何を言っているかさっぱり分かりませんが、自分の教養をひけらかしつつ、気の利いた言葉で相手をバカにするシェルドンの態度がなんとも愛らしいです。こういう皮肉めいた英語をしゃべれるようになりたいものです。
ただし、あんまりシェルドン風の言い回しにハマりすぎると、日本語の日常会話でもいつの間にか皮肉めいた話し方になること必至!なんでもかんでも理屈じみた言い方になって人に嫌われます。。。
一方でペニーの英語はとても分かりやすいです。簡単な英語なのに、ツッコミを入れる時のキレだったり、皮肉めいた喋り方だったり、ペニーの言葉選びのセンスに脱帽。
難解で説明がましい言葉を簡単な言葉でスパッと斬る。こういうバランス感覚が本当にステキです。
普段英語を勉強していても、日常会話表現は全然頭に入ってこなかったのですが、こういうドラマを見るのと自然と浸透してくるので良いですね。
英語学習に海外ドラマを見ようと言っている人の気持ちがこのドラマでようやく分かりました。
最後に!!
以上、「ビッグバン・セオリー」の魅力をご紹介しました。
オタク趣味、理系、高学歴などに該当する人はまず確実にハマります。もちろんそれ以外の方でも笑えるコメディドラマを探している人、ギャグ漫画を読むのが大好きな人なら絶対楽しめるハズ。
人生で一番面白いと思ったシチュエーション・コメディです。
是非とも日本でも地上波放送して欲しいところです。NHKBSあたりで是非ともご検討の程宜しくお願いします。
今のところ「ビッグバンセオリー」を日本で見るためには、「スーパー!ドラマTV」に加入するか、「hulu」で見るかしかないようです。
huluであれば月額933円でシーズン7まで見放題だし、それ以外の海外ドラマも超充実しているので、もしNETFLIXやアマゾンプライムに加入していないのであればオススメです。
我々夫婦は使われずに放置されていたappleTV活用のため、妻の提案によりhuluに加入したのですが、これは入って良かった!!
こういう映像見放題のコンテンツってすごいですよね。これがあれば1週間くらいは余裕で引きこもれそうです。本当にTSUTAYAいらず。
ところで「ビッグバン・セオリー」ってよくよく観ていくと、彼らは日本で言うところの一般的なオタクには当てはまらない高い行動力を持ち合わせているんですよね。
(気持ち悪がられるけど)クラブにも出没しますし、(馴染んでないけど)アメフトのルールも勉強して観戦します。
それぞれコンプレックスや一般的な社会的規範とのギャップに違和感を抱きつつも、前向きに自分たちの人生を楽しもうとしているその姿に勇気づけられます。
皆さんもビッグバンセオリーを見れば、ちょっと世間とずれてるオタクな4人を絶対応援したくなるはずです!
物理学になんとなく興味を持てるかもしれないし、スターウォーズが見たくなるかもしれないし、オタクな自分でも頑張れば彼女出来るかもという自信にもつながるかもしれません。
ビッグバンセオリーにはちょっと世間とずれていて社会で生きにくいと感じている人の気持ちを笑いに変えて救ってくれるような、特別なパワーを秘めているような気がします。
少しでも「ビッグバンセオリー」の視聴者を増やして、皆さんとビッグバンセオリー談義で盛り上がりたい今日この頃です。皆さんも是非ギークな彼らの破天荒な日常を観て爆笑してはいかがでしょうか。
![]() レゴ アイデア ビッグバン・セオリー 21302 |
さて、続きでもみようかな。