【感想】88年生まれが映画「彼女が水着にきがえたら」を見てバブル世代特有の軽いノリに嫉妬した。

やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。

 

バブル世代のおじさん達と酒席での話を合わせるべく、バブル時代の昭和風俗を勉強しよう企画第二弾。

ちなみに前回は「私をスキーに連れてって」を観ました。

【感想】88年生まれの私が「私をスキーに連れてって」を見て感じた新鮮さ!

 

そして今回は、ホイチョイ三部作の第二弾!

不朽の名(迷?)ダイビング映画「彼女が水着にきがえたら」。

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これ。

私スキよりは興業的にもパッとしなかったので、大きな話題にはなりませんが、それでもバブル時代を象徴するものとして「私をスキーに連れてって」と同列に語られるこの作品。

特に私の周辺にはダイビング好きのおじさんが多く、ダイビング関連の話題になると、間違いなく話題に上る映画といっても過言ではありません。

そして、その後「ダイビングの資格を持ってないやつはダメだ」と言わんばかりにダイビングの話で盛り上がります。その盛り上がりには一切ついていけない鷹h氏。

くそう、バブル世代にはスキーだけじゃなくてダイビングもできないと人間として認められないということか。。。ダイビングはやったことないけど、せめて映画の話題くらいはついていきたいぜ…!

ということでTSUTAYAで借りてきた。DVD。

 

ダイビングの魅力をこれでもかと詰め込もうとして、ストーリー的にはなにがなんだかよく分からないおちゃらけ映画になってしまった感が強い今作。

はっきり言ってしまえば大コケの失敗作との呼び声も高いみたい。

でも、1989年のバブル文化の輝きがギュッと詰まったステキな映画だったので、今回はこちらの感想を書いてみたいと思います!!

 



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1.昭和バブル世代の夏のたしなみが描かれている!

映像は1989年。その当時の様子が丁寧に描写されています。

基本的に喫煙はデフォルトみたい。男のたしなみってやつですな。

ボンネットから飛び出すタイプのフロントライトは私スキから健在。

肩掛けタイプの巨大携帯電話も登場。電話ボックスの中で好きな子との会話をシミュレーションする姿は悶える。

ソバージュ・ヘアーの原田知世や、ベリーショートヘアの伊藤かずえのメイクがまさに昭和の終りのメイク。眉毛が濃い。原田知世の肩パットスーツや伊藤かずえのボディコン姿もあり、一切の妥協がありません。

水着がなんかもったりしている。。。ビキニじゃないからかな?織田裕二の白シャツと真っ赤な短パンもいい感じにダサい。。。

そんな映画の舞台は湘南ベイエリア。

水中スクーターが出てきて、集団でダイビングを楽しむ。

ダイビングの後は、いい歳した男女が、やらしさ満点の船上パーティーで朝まで踊りほうける。スイッチ一つでムーディーな音楽とシャンデリアとベッドが出てくる部屋もなかなかバブリーなセンス。

織田裕二はキューバリブレを片手に遊覧。そして、なぜか船上パーティーの女の子を強奪しようとする織田裕二。。。

終盤にはディズニーランドの花火など、時事的な要素もたくさん出てきて抜け目がないですね。

BGMも昭和っぽいデジタルシンセの音が全開。ジャスコのBGMにしか聞こえない。ここは生鮮食品コーナーか。

ああもう、すべてが意味不明だ。

でも、そこに写っている人々は確かにとても楽しそうで、輝きに満ちている。

これがバブルの魔法というやつなのか。。。

これらの中で唯一サザンの楽曲だけが昔から今まで一貫したスタイルだったんだなと感じで、改めてサザンの力強さを感じました。

ファッションだったりライフスタイルだったり、当時の大人ってこういう生活に憧れていたんだなあと、この頃の空気感を追体験するという意味ではとても興味深いです。でも、文化が興味深いのと、内容が面白いのは同意義ではないのでご注意。

 

2.名役者が勢ぞろい。通底するお気楽ムードがバブリー!

私をスキーに連れてってと同様、ヒロインは原田知世。清純派として当時から大人気の女優さんですね。

人気絶頂の原田知世のお相手となるのは、「東京ラブストーリー」でブレイクする前の織田裕二。

脇役の谷啓や竹内力、田中美佐子、安岡力也、伊武雅刀も豪華。田中美佐子の美貌が際立っていたと思います。

物語はサスペンスな感じなのに、ここまでお気楽なムードが通底していると見てる方も心地よい。

「私スキ」と比べて特にサブストーリーもなく、原田知世と織田裕二の直球ラブコメディ。

途中から出てくる香港人?もだいぶ乱暴な連中なのに、ジャスコ的なBGMも相まって、全然切迫感がなくて、おちゃらけた感じでいいですね。

香港人は、逃げても逃げても追いかけてくるしつこさなのに、途中なぜかディズニーランドの花火をみてほっこりしたり、意外となんでもありなのねみたいな。

 

3.水上アクションがかっこいい!

「彼女が水着にきがえたら」はマリンスポーツが基調の映画なので、当然水上アクションがメインになります。

冬から夏になりましたが、「私をスキーに連れてって」と同様、実際にやってみたくなる技がいっぱい。グローブの中にエアーを入れて会話したり、水中でバナナを食べたり、扇風機みたいな移動装置でぐるぐる回ったり。

ラストのレギュレーター外してマスクを付けたままのキスは印象的ですね。とても苦しそうですが。。。

なんかよくわからん白い巨大なマシンなど、マリンスポーツならではのグッズが登場しますがとても高価そうでした。あれはなんのマシンなのか最後までわかりませんでした。

この作品では全体の1/3くらいに水上バイクが登場します。特に大きな技もなく、しつこく追いかけてくるだけですが。。。

前作は照明を背負ってスキーしてましたが、今回は、ジェットスキーに照明を付けるシーンが出現。ホイチョイは夜間撮影が大好きなのでしょうか。。。

一番の見せ場は、海上を走るはずのホーバークラフトが陸上を走って、車と競争するシーンですかね。すごい派手ではありますが、これって今やったらなんか問題になりそうな匂いがします。

桑田圭祐の歌が全開なのもアクションを引き立ててますね。サザンの曲が映像にマッチしているかというと微妙だと感じました。

個人的にはTUBEの方が映画の雰囲気に合ってそうだと思いました。

 

4.ストーリーはマジで意味不明!

あらすじはこんな感じ。

朝鮮戦争時、お宝を積んで飛行していたDC-3(輸送機)が相模湾上空で墜落し、宝石を積んだまま海底に沈んだ。

22歳のアパレル会社OL・田中真理子(原田知世)と同僚の恭世(伊藤かずえ)は大のダイビング好き。金持ちのプレイボーイ・山口(伊武雅刀)に誘われ、豪華クルーザーのアマゾン号でダイビングに出発。

二人はクルーザーの仲間とともに潜っていたが、魚を追いかけて皆とはぐれてしまう。その際に海底で飛行機らしき残骸を見つける。ところが35Mまで深く潜りすぎたことに気づき、慌てて水上に戻る。

そこでヨットのツバメ号を操る大塚(谷啓)と吉岡(織田裕二)に助けられる。二人はアマゾン号のパーティに戻るが、二人は突然襲ってきた大塚らに連れ去られる。アマゾン号の仲間も追う中、海辺の店に逃げ込む。しかし、これはアマゾン号とツバメ号の恒例の女の子争奪ゲームだった。お固い性格の田中真理子は怒る。

しかし、店内の写真パネルを見て、今日見た飛行機だと真理子が海底の残骸について話すと皆はびっくりする。山口と大塚はともに財宝探しをしていたのだ。そして吉岡もライバルとして財宝探しをしているという。

真理子と吉岡は初めて会った時からお互いに好意を持っていたが、なかなか素直に心を打ち明けることができない。財宝探しはお互いの利害が絡んでなかなか進まず、そうしているうちに大塚が何者か怪しいボートに襲われて入院。その間に飛行機も引き上げられてしまう。真理子と吉岡は「山口の仕業に違いない」と腹を立てるが、実は襲った犯人は恐るべき第三者だった……

 

ああ、ハチャメチャすぎて意味分からず、書いていて疲れたのでやめます。

「スキューバダイビングを楽しく遊ぶ」がテーマなんだから、徹底的に楽しさを追求したらいいんじゃないかと思うのに、謎のトレジャーハンティングを絡めたり、中途半端にサスペンスっぽい演出を入れようとしたりして、途中からどこに向かっているのかわからなくなります。。。

 

最後に!!

本当にこの映画、ストーリーは何もありません。これほど中身の無い映画を造ってしまう「時代」ということでしょうか。。。それ程当時の日本国は浮かれていたのでしょうか。。。

27年後の現在の世界から見ると、 こういう軽いノリの時代が確かにあったんだなあと、とてもうらやましいような悲しいような気持ちになりました。その後20年が失われるわけですからね。。。でも、こういう圧倒的に根拠のない自信は見習うべきところでもあるのかなとも思いました。

そして、スキューバダイビングの楽しさは今も不変でしょうから、一度やってみたいなあと思わせるほどには魅力的なシーンがたくさん詰まった映画だったと思います。

江戸時代や明治時代とは違う、近いようで遠いバブルの世界。バブルを知らない若い方も是非一度「彼女が水着にきがえたら」を見て、バブル気分を味わってみては!!得るものもあると思いますよ!


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鷹h氏 (@noaru_takahshi) の戯言

鷹h氏
「波の数だけ抱きしめて」も挑戦するかどうか検討中です。

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