やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
現在築38年のアパートに住んでます。
今年の夏に引っ越してきました。
…まあまあ、築38年って完全にボロアパートっていうイメージかもしれないけど、大丈夫大丈夫!!
ほら、しっかり壁の塗り替えとか床の張り替えとかリフォームもしっかりされていたし、見た目もすごい綺麗だから!!
そうと思って入居したあの日から約4か月が経ちました。
いや、もう、シャレにならないレベルで部屋寒いんですけど。マジで。
隙間風は入るし、窓は冷たいし。エアコンをフル稼働すると部屋乾燥するし。
夜な夜な忍び寄る冷気にお布団3枚かけても寒い。周りの落ち葉かき集めてたき火でもしようかなと思うレベル。
カタストロフィー。万事休す。くそう、このままお布団の枚数を重ねて泣き寝入りするしかないのか・・・。
しかし!!
世は人々の利便性を極限まで追及している現代消費社会。
我慢を美徳とする時代は終わりをつげ、現代には数多くの防寒便利グッズが存在しているのだ!!
そんなわけで今回はそんな防寒便利グッズを使って、ストレスなく生活できるレベルにまで部屋の温熱環境を回復させた私が、効果的だった防寒対策をメモしておこうと思います!!
賃貸アパートでは大掛かりな改装などは行えませんので、後付けできる、なるべく簡単で安価な防寒対策だけ記載します。
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なぜ、部屋は寒いのか
簡単に部屋の温熱環境のメカニズムをご紹介しておきます。
上の図を見てもらえれば分かるように、部屋の温かい空気は、隙間風や換気による外気の侵入や、壁や窓への熱移動(熱伝導)によってどんどん外へと逃げ出していきます。
特に熱が逃げていく割合が大きいのが、開口部です。具体的には「ドア」と「窓」。
薄いガラスの窓であればあっという間に窓ガラスは外気温と一緒になって部屋を冷やしてしまいますし、建て付けの悪い窓であれば冷たい隙間風がたくさん室内に侵入してきてしまいます。。
なので、いかに開口部の気密性・断熱性を上げるかが部屋の温度を保つ秘訣といっても過言ではありません!!
ちなみに気密性が上がれば不快な結露の発生も抑えることが出来て、カビやダニなどの繁殖もセーブ出来るので最高だね!
それでは部屋の気密性・断熱性を高める工夫について、各部位ごとにメモしていきたいと思います。
ドアからの冷気を遮断
まずはドアから!玄関ドア、部屋同士を隔てるドアがありますが、基本的な対策は同じ。以下のような対策が考えられます。
1.ドアの隙間を塞ぐ
ドアのように人が出入りできる部分は当然空気も出入りします。
上下左右の隙間が無いか確認して、少しでも隙間があったら塞ぎましょう。これだけで全然違うよ。ホントに。
隙間用の商品は色々ありますので、用途別にうまく使うことをオススメします。
このすきま風ストッパー最強。絶対的にオススメ。
大体ドアの下って結構隙間があるんですよね。そこから冷気が忍び寄ってくるんですよ。
これを差し込めばほとんど完璧に下の隙間をシャットアウトしてくれます。これで全然体感温度が違います。
3M スコッチ玄関ドア戸あたり波型テープ2本 黒 EN-58
ドアの戸あたり部分も結構隙間あります。
私の今住んでいる部屋のドアは建て付け悪すぎてちゃんと閉まらなかったりします。
そんな時は戸あたり用の断熱テープを貼ろう。なぜかこれを貼ったら隙間が埋まって、ドアがいい感じに閉まるようになりました笑
すき間モヘアシール 幅6mm×毛6mm×長さ2m 6060 各色
最後は細かい隙間用のテープ。
このモヘアシールが意外と重宝してます。引き戸などでどうしても密閉できない場所にも便利!!
4mm〜9mmくらいと毛の長さが種類があるので、多くの隙間に対応可能。でも9mmは結構な隙間がないとドアが閉まらなくなるよ!!
2.玄関ドアと部屋を区切る
例えばワンルームマンションや、ちょっとおしゃれな間取りの2LDKとかだと、玄関ドアとリビングが一体化している部屋のケースがあります。
部屋自体は解放的で素敵なのですが、部屋が広ければ広いほど冷気の流入が増えます。
玄関と居住スペースが一体化している場合は、間切を作って簡易的に分けることをオススメします。
玄関からの冷気が流れてくるのを抑えられますし、室内の暖房した空気が外へ逃げ出すことも減らせます。
吊るす間仕切りカーテンには色々な種類がありますが、基本的に断熱効果が大きくなるほど、ゴワゴワして人が通り抜けづらくなります。
3.ドア自体の断熱性能を上げる
隙間ではなく、ドアそのものが冷たくなってしまい室内に冷たさが伝わってしまう場合。
鉄製のドアの建物だと違いがわかると思います。
【日本製】ドアピタシート[2枚組]玄関ドアの結露抑制&断熱【90×45cm】
こういった断熱シートをドアに貼ると、ドアの結露も少なくなるしオススメです。
窓の冷えをシャットアウト!
次に窓編。一般的に窓の方が玄関ドアより薄いので当然熱の貫流率も上がります。窓の断熱を制すものが快適な室内環境を制します。
1.カーテンを工夫する
まず分かりやすいのはカーテンの工夫。レースカーテンだけの方がスタイリッシュだけど、背に腹は変えられない。
断熱効果のあるドレープカーテンをつけると大分違います。カーテンとカーテンの間に空気の層ができるので断熱効果が生まれるのですね。
さらに、断熱性能のあるレースカーテンにすればより冷え対策になります。
最後に、通常のカーテンに追加する形で、断熱カーテンをつけたら完璧。
断熱カーテンライナー採光タイプ(ホワイト) 100cmX225cmX2枚入り
これはカーテンといっても、ビニール素材のもの。ちょっと部屋の息苦しさは増しますが、通常のカーテンより長めにして床との隙間も無くすことが出来ます。
2.窓ガラスの断熱性能を上げる
本当は開口部の窓には断熱性能の高いLow-Eガラスや真空ペアガラスなんかを設置できれば完璧なんですけど、賃貸アパートにはまずもって設置されていませんし、死ぬほど高額なので無理です。
なので単層ガラスの断熱性能をちょっとでも上げる工夫をしよう。
わかりやすいのは、商品の梱包で使われる緩衝材(いわゆるプチプチ)をガラスに貼ること。無理やり空気層を作って2重窓のような構造にしてしまえ!というもの。
普通にプチプチを貼ってもいいですし、窓に貼る用のプチプチ商品もあります。これは結露防止にもなるしオススメです。若干ダサいけど、仕方ない!!
3.窓のサッシを断熱
ガラスに比べたら面積は少ないですが、アルミサッシは熱伝導率がとても高いので外部の冷気が伝わってしまいます。
実際に触ってみるとサッシ部分がとても冷たくなっているのがわかると思います。サッシ用の断熱シートを貼って対応しよう。
この断熱テープで普段開けない窓は封鎖することもオススメです。
古いアパートなどの立てつけの悪い窓はサッシ枠とサッシの間が隙間だらけです。
開けない場合は、こちらも断熱テープで塞いでしまいましょう。実はこれが一番効果がありました。
(どんだけ隙間があったんだ…)
床冷えを無くす!
最後は床!隙間を無くしても、構造的に床が冷えやすくなっており、そのせいで室温が下がっていることも考えられます。また、冷たい空気は下に集まりますので、どうしても足元が冷えます。
1.ホットカーペットを敷く
ホットカーペットは冬場に重宝する魔法のアイテム。
- 直に足元をあたためてくれるので体感的にとても暖かい
- 暖房器具と異なり、乾燥の心配がない
- 暖房器具の中では値段がお手頃
- 低い位置を温めるので、空気が循環し部屋全体が温まる
上記のようなメリットがありますね。床座の方には特にオススメ。
サイズもたくさんあるし、とりあえず敷いてみよう。
2.断熱ボードを置く
直接床を温めるわけではないですが、断熱ボードで温めたい場所を囲うと暖かくなります。
カーペットやホットカーペットの下に断熱シートを敷くことで、床冷えを防ぐことも可能です。
ピクニックとかに使う銀マットでも対応可能です!!
最後に!!
以上、私が色々と試してみた防寒対策をまとめてみました。
玄関、窓、床この中でどこが一番寒さの原因なのかを調査してみて対策を練るとよいと思います。我々の家の場合は全ての箇所から冷気が舞い込んできていましたが。。。
色々実践してみて、体感温度的には3〜5度くらいは変化あると思います。
さらにエアコンの設定温度も2度くらい下げても問題なくなりました。エアコン代の節約にもつながりますね。
とりあえず、最強の寒さ対策は隙間を埋めること!!
セルフ高気密住宅を目指して、今日も鷹h氏は部屋の隙間を埋め続けるのであった。。。