やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
私の生まれは仙台なのですが、子供の頃って基本的に生活範囲が狭いので、街の魅力ってあんまりわからないじゃないですか。
でもその後、大学から東京暮らしとなり、それで1年半前に転勤でもう一度仙台にカムバックしてきました。東京暮らしと比較して、改めて感じた仙台の魅力について語ってみたいと思います!
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東北の中心的存在である仙台の魅力!
先に言っておきますが、正直言って、雄大な風景や、見ごたえのある歴史的な観光名所がそんなに立地しているわけではないので、観光には一切、強みがありません。
インバウンド人口や交流人口にはあまり縁がない街なのではないでしょうか。。。
では、なにが人々を仙台に惹きつけるのか。なんといっても仙台の最大の魅力は「暮らしやすさ」ですね。東京と比べて、どこが「暮らしやすい」のか、ご紹介します。
1.食事が安くて美味しい
仙台といえば・・・牛タン?というイメージですよね。仙台に観光に来ると、ひとまず牛タン屋さんを探す人、多いと思います。でも、それだけじゃない!
宮城県は食材に恵まれています。ひとめぼれ、ササニシキといったコメどころですし、山あいに行けば、広い土地を利用した農場や牧場もたくさんあって畜産・農業も盛ん。「仙台牛」や「蔵王クリームチーズ」なんかが有名ですね。
そして、三陸海岸の沖合は,暖流と寒流がぶつかり合って、プランクトンが豊富。気仙沼、塩釜、石巻と、全国に13しかない特定第3種漁港を3つも持っていて、宮城県HPによれば、宮城県の漁業生産量は全国2位!海の幸に恵まれています。
以上のように、仙台市の周辺には新鮮で美味しい食材が豊富に揃っているので、家庭でも毎日美味しい料理が食べられる。そして、東京と比べるとかなりお安い。これはよいよね!
知る人ぞ知る格安の大衆食堂「大衆食堂半田屋(旧・めしのはんだや)」も仙台発祥。
その他、笹かま、ずんだ餅、萩の月、などなど美味しい名産品もいっぱい!お土産にもあんまり困らないよ。
2.散歩したくなる自然がいっぱいの街並
「杜の都(もりのみやこ)仙台」と呼ばれるように、街の緑被率(緑で覆われる土地面積の割合)が高く、政令指定都市ではトップ。街の中心を通る、定禅寺通りや青葉通りは、ケヤキの街路樹がところ狭しと植えられ、都会ながらも自然溢れる爽やかな景観が楽しめます!
そして、仙台中心部の歩道の幅員がとても広い!人はかなり歩いているのですが、歩道が広いおかげでストレスなく歩けます。
東京だと、人口密度が高い挙句、歩道が狭いので、まじで先進めないんだけど、みたいなこともありますが、仙台でそんなことになるのはお祭りの時くらい。天気のいい日に定禅寺通りの木漏れ日の下で散歩するとかなり気持ち良い!
3.外に出やすい気候
仙台って東北なのに、実は全然雪が降りません。
東京と比べても、1,2回積もる回数が多いくらい。気温は1〜3度くらい低いイメージ。もうちょっと北にいくと、豪雪地帯かつ、気温もかなり低いので冬場に外に出るのはしんどいですが、仙台の冬場はコートを着れば全然しのげる寒さです。
それでいて、夏は超爽やか。東京の地獄のような蒸し暑さからは想像もつかない快適さです。
日本の中でも、四季を通じて暮らしやすい気候ではないかと思っております。
4.東京まで意外と近い
仙台と東京間って新幹線で最速1時間30分しかからないんです。思ってたより全然近くない?高速バスでも5時間くらいで着いちゃいますよ。
うとうとしてたら、あっという間に着きます。
交通費も新幹線なら往復で約2万円、高速バスなら大体1万円以内と、それなりにお手頃。
ゆうても、仙台は支店経済の街。単身赴任の方もたくさんいます。イベントやら出張やら東京に行く機会っていうのは結構多いですし、東京までの距離感が近いのは、かなり大事なポイント。
5.中心部はコンパクトにまとまってる
100万人都市ということもあり、仙台の中心部には人、お店、仕事、娯楽などなど大体なんでも揃っています。
生活するのに必要十分な機能がコンパクトにまとまっているので、生活するのにはすごく便利。東京と比べて中心部が一つしかないので、刺激が足りないということはあるかもしれませんが、逆に言えば、安心感があるということですね。
6.若者が多い
東北の中心地・政令指定都市だけあって、宮城県内には大学がたくさんあります。
なので、若者もかなりの割合でいる!東北各地からはもちろんのこと、関東からも多くの学生が来ています。
若者が多いということは、活気があるということ!これは暮らす上で結構重要なポイント!
7.レジャーも充実している
仙台市って実はすごく広いんです。ちょっと車を走らせば、海と山が広がっております。東北最大の都市という部分がクローズアップされがちですが、中心部を外れれば自然がいっぱいの田舎という側面もあります。
名峰・蔵王山に行けば、山登り、スキー、ボード、ヒルクライム、ゴルフ場、温泉。海に行けば、釣り、海水浴。川に行けば、バーベキュー、芋煮会などなど、色んなレジャーを手軽に楽しむことができます。
もちろん、仙台市内にも「八木山ベニーランド」、「八木山動物公園」という、知る人ぞ知る面白スポットがあるよ!


都市部の利便性と田舎ならではのレジャー、その両方を楽しめるのも仙台の良い所だ!
8.スポーツに対する愛が強め
仙台には、東北楽天ゴールデンイーグルス(野球)、ベガルタ仙台(サッカー)、仙台89ERS(バスケットボール)と、プロスポーツチームが揃っています。
高校スポーツでも、甲子園では常連の仙台育英や東北高校が双璧をなして、地元を盛り上げています。
地元のチームは地方局のテレビでもよく取り上げられることもあり、宮城の人はやっぱりほとんどが楽天ファンであり、ベガルタファンです。だから試合の結果はみんな気にしています。時にはみんな一致団結して応援することも。
仙台の人に楽天の話をすると大体盛り上がります。
9.イベントが頻繁にやっている
春は青葉まつり、夏は仙台七夕祭り、秋はジャズフェスとYOSAKOIまつり、冬は光のページェントといったように、仙台では一年を通して様々なイベントが開催されています。イベント当日は、かなりの来場者が来て、パフォーマーたちと一緒なって街を盛り上げます。
また、市内の中心部にある勾当台公園市民広場では、平日・休日問わず、ステージや屋台の出るイベントが開催され、活気付いています。
やっぱりイベントがやっていると、自然と街の雰囲気も明るくなるよね!
最後に!!
というわけで「仙台のここが魅力だ!」をあげてみました。「場所」だけでなく、「人」の魅力ももちろんありますよ。東北だからなのか、穏やかで寡黙で優しい人が多い気がします。
まあ、色々良い所を言ってみましたが、鷹h氏は東京も東京で結構好きです。やっぱり把握しきれないほど大きい街っていうのは、飽きないし、刺激がありますよね。
東京には東京のよさがあり、地方都市には地方都市のよさがある。もちろん田舎には田舎のよさもありますね。
そのあたりはリチャード・フロリダ先生の「クリエイティブ都市論」を読むと詳しく書いてあります。
人生で意味を持つものは「何を」「だれと」行うかに加え「どこで」(=居住地)が重要だってこと!
これからもいろんな街に行くことになるかもわかりませんが、自分が好きだ!と思えるような街に住みたいものですね。