最近知ったのですが、今、かなり気になっている面白いアイドルがいます。
その名は「生ハムと焼うどん」。
まず気になるのがアイドルとは思えないネーミング。
「生ハムと焼うどん→なにそれ→圧倒的な違和感→興味が湧いてくる→なんとなくお腹がすいてくる」みたいな思考が繰り広げられる。
そして、このアイドル、ユニット名はもちろん、パフォーマンスでも圧倒的な違和感を見せつけてくれるのです。
それは、『寸劇』。
(はて、寸劇・・・?)と、お思いの方もいるだろう。アイドルとは、「ルックス」と「歌」と「ダンス」で勝負するもんじゃないのかと。
甘い、甘いよ。最近のアイドル界において、上記の3要素については、オーディションからレッスン、楽曲制作にいたるまで、磨きに磨きをかけた大手アイドルグループが質・量ともに圧倒的に有利な状態。
しかし、「生ハムと焼うどん」は、ポップな歌とキュートなルックス、キャッチーなダンスはもちろん、”異様にクオリティの高いコントのような寸劇のようなもの”を織り交ぜたパフォーマンスを繰り広げ、大手アイドルとは一線を画す独自の路線で、熾烈を極めるアイドルシーンに大きな渦を巻き起こそうとしているのだ!
今回は、そんな我が道を突っ走っていくアイドルユニット「生ハムと焼うどん」の気になるところについて、メモします。
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「生ハムと焼うどん」とは
まずは、グループの概要を簡単にご説明します。
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「生ハムと焼うどん」は同じ高校の同級生同士である西井と東によって結成された、現役女子高生(JK)ユニット。
ユニット名の由来はお互いの好きな食べ物から、
西井の好きな”生ハム”と東が好きな”焼うどん”を合わせて”生ハムと焼うどん”と名付けられた。所謂普通のMCはおこなわず、ライブごとに毎回異なる寸劇を用いたライブパーフォーマンスが特徴。
衣装、作詞作曲、脚本、構成などはすべて彼女たちのセルフプロデュースで制作されている。ファンのことを”食いしん坊”と呼び、ライブ後の物販では”食いしん坊ネーム”をつけてもらうために新規のファンが大挙する。
出典:公式HPプロフィール
「生ハムと焼うどん」というネーミングにした理由は、「生ハムと焼うどんが好きだから」というシンプルな理由であるとのこと。シンプルでありながら、このバランス感覚にセンスを感じます。
略して呼ぶ場合は”生うどん”となります。
そして、”西井”と”東”という二人の名前が漫画みたいに運命的なものを感じさせます。
元々、別々のアイドルユニットをやっていたりした二人が学校の文化祭でユニットを組み、本格的にライブ活動を始めたのは2015年3月。
同年、10月25日のファーストワンマンライブでは300人を動員を達成。
そして、2016年3月2日の赤坂ブリッツでのセカンドワンマンではチケット1000枚の販売を達成し、驚異的なスピードでその勢力を拡大しているグループなのです。
「生ハムと焼うどん」の気になるところ
事務所に所属しない”セルフプロデュース”力
生ハムと焼うどんの一番驚くべきところは、どこの事務所に属さず、自分たちで運営・活動をしているという点。
作詞・作曲から、毎回ネタが変わるステージの脚本・演出、さらには衣装制作やライブのブッキング、マネージメント、告知などのすべてを彼女たち自身が手がけているそうです。
──事務所に所属しないことには、何か強い意志みたいなものがあるんですか?
東:うーん、事務所に入ったらやってくれるようなことは、今自分たちだけでもできてるから……。もし、「ウチに入ったら武道館でライブさせてあげるよ」とか「仕事がたくさんあるよ」とか、そういう部分があるなら別ですけど。入らなくても自分たちでできてるから入ってないだけなんですよね。
引用元:TOweb
──高校生に思えないしっかりとした考えをもった2人…。最後に今後の目標は?
東「ゴールデンボンバーさんみたいになって武道館に立ちたいです。同世代で芸能活動をしている子は、“マネージャ―が仕事できなくて”とか、“オーディションが無くて…”って言うんです。
でもわたしは、ライブのブッキングも楽曲の制作も、やろうと思えばなんだって自分で出来るじゃん! って思うんです。大人の力を借りるところは借りるけれど、高校生だっていろいろできるんだぜって証明したいです」
西「わたしは横浜アリーナに立ちたいです。でもいつか専業主婦になるかもしれないし、それは分かんない。今、自分が出来ることを全力でお客さんに楽しんで欲しい。それだけです!」
引用元:しらべぇ
こうした高校生とは思えない類い稀な企業家精神を持ち合わせている彼女たち。
鳴かず飛ばずのアイドルが涙を流している昨今、こうしたプロ意識が多くのファンの気持ちを惹きつけ、赤坂ブリッツでの1000人セカンドワンマンに破竹の勢いでたどり着いているのですね。
長い芸能活動に裏打ちされたパフォーマンス
発声方法、舞台での落ち着き等々、どう考えても素人の高校生には思えないステージパフォーマンスも気になるところ。
どうやら、生ハム担当:西井さんがcoochという劇団に所属しており、焼うどん担当:東さんはピヨピヨレボリューションという劇団に所属しているとのこと。
やけにステージ慣れしていたり、ただの女子高生感がないのはその為なのでしょう。高校生にして、すでにプロの世界で戦おうとしているわけです。
芸人ばりの寸劇&客いじり
そして、生ハムと焼うどんを語る上で欠かせないのは、ライブで行う「寸劇(コント)」です。
まず動画を見る限り、劇団なの?と疑いたくなるくらい、寸劇が多い。と、いうか正直、劇ばっかりやっていて全然曲に入りません。。。
ライブと寸劇とどっちが本職が全くわからない。。。
でも、寸劇で会場が暖まってからスタートする曲は、ものすごく盛り上がってます。
そして、ハイテンションでテンポよく進む寸劇は飽きないし面白い。クオリティが高いのがポイントです。こんな寸劇を仕込んでるアイドルは初めて観ました。
そして、寸劇の中で繰り広げられるのは、執拗な”客いじり”。
オタクに対し、”臭い”とか”ハゲ”とか結構、辛辣な言葉をぶちまけます。
でも、生ハムと焼うどんは、声や動き含めて振り切った表現をしているから、好感が持てるのが不思議です。
キャッチーでポップでクセになる楽曲
「たまごかけごはん」の冒頭の「♪まわってまわって~オイッオ~イ」や、
「ツイテール」のサビの「♪ついてる ついてる ツインテール~」など、
歌詞を含め、一度聞いたら頭から離れないキャッチーさがあります。ライブでもむっちゃ盛り上がりそう。
曲の構成も飽きさせない展開で面白い。
東さんのハスキーボイスと、西井さんのストレートな歌声という二人の声質の違いも、よいアクセントになっています。
作曲は主に東さんが担当していて、ボイスメモに録音したものをアレンジャーに送って作っているみたいです。
ファンを「食いしん坊」と呼ぶ
生ハムと焼うどんの事を応援してくれる人達のことを『食いしん坊』と呼んでいるそうです。
よいですね。彼女たちの目指すところの雰囲気が伝わってきます。
生ハムと焼うどんって聞くと、お腹すくしね。
最後に!!
女子高生とは思えない圧倒的なパフォーマンス!是非一回見に行きたいなあ。
2016年3月2日のセカンドワンマンに行きたいのですが、あいにく行けないので残念です。
ともあれ、確実に2016年、人気が出そうなアイドルであることは間違いない!!
生ハムと焼うどん。これからもフォローしたいアイドルが増えました。