根暗界のアイドル「北村早樹子」を知っているか。知らない人は「マイハッピーお葬式」でも聴いてなさい!

どうも、根暗メガネとディスられがちな鷹h氏です。百歩譲って根暗は認めますが、メガネはたまにしかかけておりません。

・・・そんなことはどうでもよくて、もしあなたが自分のことを卑屈で、歪んだ人間だと思うなら、北村早樹子を知っておいた方がよいよ!

今回は、ピアノが奏でる物憂げなメロディと、小学生のようなキュートな歌声、闇属性の冷たいナイフのようなリリックが聴く者の心を切り裂く、この世に唯一無二の個性派シンガーソングライター・北村早樹子をご紹介する!



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北村早樹子を知ったきっかけ

話は、2015年の夏に、新潟県十日町市で開催された越後妻有・大地の芸術祭にさかのぼります。大地の芸術祭はその名のとおり、十日町周辺で行われるアートの祭典。

そこでは現代アートの展示の他に「演劇」もプログラムに含まれております。

 

そこで鑑賞した劇団サンプル「ヘンゼルとグレーテル〜もう森なんかいかない」の作品に北村早樹子さんが出演しておりました。

作品自体もなんというか、かなりダークなテイストで抒情的なストーリーだったのですが、その中でピカイチの個性を出していたのが、北村さんです。

その時の役は少女の役でしたが、本物の小学生のような出で立ち。表情の分からない顔。そして、シーンの間に時折挟まれる可愛らしい歌声のピアノ弾き語りが相まって、独特の不気味さを醸し出しています。。。

どこまでも深い闇がありそうな雰囲気に完全に飲み込まれました。小さな身体なのに、底知れず、とても大きな存在に見えたというか。。。

北村早樹子の魅力

それから彼女について調べてみると、本業は歌手であるとのこと!色々歌も聴いてみました。内容に衝撃を受けました。

アウトデラックスにも「あまりに暗すぎる歌手」として出演したようですね。

とにかく謎が多すぎる彼女。。。そんな彼女の気になった点をご紹介します。

暗すぎる歌詞がヤバい

鷹h氏が一番衝撃を受けた曲である「マイハッピーお葬式」を聞いてみてください。

タイトルだけでも超弩級のインパクトがありますが、その歌詞もパンチあります。

「今日は人生 最初で最後の 私が主役になれる 特別な日。

仕事もデートも 全部キャンセルして 私のためだけに あつまりなさい」

明るいキャッチーなメロディとともに歌われるこの歌詞。

絶望的に暗い歌詞に、明るいテンポのメロディ。不安になります。底が見えません。。

 

でも、本人が素朴に思ったことを歌詞にしていることが伝わってきます。

病的でありながら健康的というか・・・社会的にずれていそうだけど、ピュアな気持ち故に鋭いというか・・・ああもうなんだろう、この独特の世界観が天才的な感じがします。とにかくそれが魅力的です。

可愛らしい風貌とコトバの節々に垣間見える“闇”

少女のような髪型と服装。無邪気に関西弁を話す姿は、メガネをかけた小学生のような感じ。

ヘンゼルとグレーテルでは少女役でしたが、30歳ということも分かりました。大人の女性でありながら色気を一切感じさせません。

 

そして、なにより独自の感性から語られる言葉がとても印象的です。
以下の引用は全てCDJournalインタビューより。

普通の、健全なメンタルの人々は別に、自分の身に降りかかった出来事を何か形にしなくても楽しく生きているんだろうけども……。わたしは日々“う~わ、ガッデム!”みたいな状況がめっちゃあって、そういうのをなんとかネタにしながら小出しにしていかないと、もうほんま、やっていけないというか。言うても世の中には、もっと苦しんでる人々もたくさんいるとは思うんですけど、わたしはたぶん許容範囲が小さいから。

 

――でも、今までの作風と違うから、最初の頃の作品を聴かれていた方はびっくりしたかもしれないですね。

 

「そうなんですよ。昔の感じが好きやったお客さんはいなくなり……」

 

――いなくなっちゃったんですか……。

 

「はい。新しく“明るい北村さん”みたいな感じで知ってくださる方もいるのかな?と思ったらそういう人もおらず。結果誰もいなくなるっていう結果を導き出して(笑)。心が折れ、もうええかな……みたいなモードになり……っていう感じだったんですけども。“明るい曲なんて、北村さんは頭がおかしくなったのか”とか、“ラブソングなんて歌い出すような人間じゃないだろう?”みたいな」

 

――えーっ……。

 

 

――男と女はやっぱり、別種の生き物?

 

「それはそうですよね。全然違いますよね。どっちがどうとかではなく、イヌとネコとか、セミとアヒルくらい違う。とにかく全然違う」

 

――セミとアヒル……。

 

「(笑)。とにかく、それくらい全然違うんですよ。シュークリームとカレーくらい」

 

宗教を信じていらっしゃる皆様にはすみませんなんですけど、わたしは、人も、神も、それこそ愛とか夢とか全部信じてないので、こんなことになってるんですよ、きっと。何か信じてることがあればこんな風にはならなくて。きっとそうなんです。だから、信じる何かが見つかれば抜け出せるんだろうけど、“そんなもん信じてやるか!”ってずっと言い続けてしまっているんですよね。縋る何かがある人は強いんだろうけど、“信じる存在”的なものを手に入れたら負け、みたいなところあるじゃないですか。そこ行ったら負けやろ、みたいな。さっきから“勝ち”とか“負け”とか、すごい言いたがりますね、わたし(笑)

 

・・・どうです、読んでいて笑ってしまうレベルの卑屈さですね。

反面、普通の人だったらここまで追い込めないだろうという気持ちを、ちゃんと言語化してズバッと言ってくれているというか、彼女の持っている抱えている闇や哲学を、恥ずかしがることなくさらけ出す度胸が痛快です。

最後に!!

絶望の中に漂う独特のユーモア。そのシニカルな態度は、ジャンルは違えど、ロックの精神に近いのではないか。

リア充?コミュ力?そんなもん知るか!私は普通に生きるだけで精いっぱいだコノヤロー!という彼女の魂の叫び。ズシっときます。

 

2011年頃から全身の神経が片っ端から痛くなる難病の診断をされたそうなのですが、体調には気を付けながらも、とことんまで自分の道を突き進んでほしいアーティストです。


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