やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
子供が生まれてからすでに1歳7ヶ月の月日が流れようとしておりますが、先日1歳の誕生日記念にフォトブックを自作しました!
写真データは残っているし、写真共有アプリ「みてね」で日々の写真は共有しているので、わざわざフォトブックにする必要あるの?と結構写真プリントに懐疑的だった私。
でも実際に製作してみると、おじいちゃんおばあちゃんにも子供の成長の喜びを共有出来るし、後から我々が見返しても楽しいしでいいことづくしでした!!
当初はフォトブックを一括で作成してくれるサービスにお願いしようと考えていたんですが、1年間撮りためた写真があり、色々文章も記入しておきたかったので、折角なのでレイアウトから製本まで、人の力を借りつつ、自作してみることにしました。
元々大学や趣味でAdobe Indesignでの編集作業や印刷会社でのくるみ製本は経験したことがあったものの、今回は初めてのフォトブック製作ということもあり、レイアウトの仕方やフラット製本での印刷も初めてだったので、色々と難しかったことや不明だったことも多くありました。。。
フォトブックをゼロから自作してみよう方がどこまでいらっしゃるか分かりませんが、今回は我々がフォトブックを作るまでの過程をご紹介しようと思います!
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製作過程の整理
ひとえにフォトブックを作ろう!と思っても、何から始めて、どんなことをすればいいのでしょうか。
簡単にまとめると以下のとおりになります。
- フォトブックに載せる写真を集める。
- 最終的なフォトブックの完成形をイメージする。
- フォトブックのレイアウトを作成する。
- レイアウトデータを印刷・製本する。
工程としては単純ですね!順々に説明していきます。
1.フォトブックに載せる写真を集める。
これまで撮りためてきた写真の選定作業です。

みてねのアーカイブを開いて、赤ちゃんがお腹の中にいた頃から徐々に成長していく我が子の写真を見返して、思い出深い写真を取捨選択していきます。
思い出が多すぎて選びきれない!っていう方もいらっしゃると思いますが、自作でフォトブックを作る場合、多くの制約はありませんので、いいと思った写真は積極的に選んでおきましょう。
2.最終的なフォトブックの完成形をイメージする。
フォトブックっていっても最終的にどんな形にするかってイメージしにくいですよね。
文庫サイズ?A5縦びらき?A4横びらき?
私の場合全くイメージが湧かなかったので、envatomarketを利用することにしました。
我々の結婚式の動画作成にも利用しましたが、envatomarketはクリエイティブな素材がなんでも揃う素材販売サイトです。

ここのgraphicriverにはフォトアルバムのレイアウト素材もたくさん用意されているのです!
「baby album」とか「photo book」とかで検索すると色んな素材が出てきますよ。
私は色々と物色した結果「Baby Photo Album」を参考に製作することにしました。

これですね。サイズはA4横開き。このレイアウトをベースに自分なりに変更を加えていきます。
3.フォトブックのレイアウトを作成する。
さて、続いてはIndesign上でレイアウトを作成していきます。

ダウンロードしたテンプレートにはすでに枠が作られていますので、それに従って写真を嵌めていったり、自分なりにレイアウトを作りたいところは新たに作成したりと試行錯誤できるのもいいところです。
この時はどこで印刷するのか、どのような製本とするのかは全く考えておりませんでしたので、何も考えず好きなようにレイアウトしていました。


こんな感じ。出来はともかくとして、子供の写真をレイアウトするだけでなんだかワクワクするのが親ごころ。
上記のレイアウトデータは自由に背景色がいじれるのがとても良いところ!!
4.レイアウトデータを印刷・製本する。
さて、いざ完成したら印刷と製本です。
ここで何も考えずにレイアウトを作成したことにより、大きく悩まされることになります。
というのも、A4横開きサイズで印刷・製本してくれる業者が全然、ない。
そしてせっかくのフォトブックですので、くるみ製本ではなく、見開きがフラットになる観音製本で作りたいところです。
色々業者に電話したものの、5-6冊しか作らないのに法外な値段を請求されたり、印刷機が対応できないため不可という答えばかり。。。うーん、困った。

そんな時、ふと見つけたのが、「ビスタプリント」のハードカバーフォトブック。
なんと「フォトブック・横長タイプ Lサイズ」がまさにA4横サイズ。
しかも、ハードカバーでなおかつフルフラット製本で一冊3,980円(税別)。
なにこれ。めちゃめちゃ安いし、完璧だ!!
入稿の方法も簡単で、フォトブック編集エディターというソフトが用意されていて、Windows(Windows XPを除く)とMac対応。
簡単に入稿したい人はオンライン上で編集することも可能です。
このソフトでデータ入稿すれば、Indesignやイラレデータ、PDFで送って、裁断の関係で仕上がりのレイアウトが若干違っていたという心配をする必要がありません。

具体的にはIndesignのレイアウトデータをA4横見開きサイズで画像として出力し、ビスタプリントのフォトブック編集エディターに貼り付けていくだけ。めっちゃ簡単。
本の厚みもページ数によって自動的に枠を表示してくれますので、背表紙も簡単に作成できます。
ソフト上で注文ボタンを押して無事完了!到着までワクワクしながら待ちます。
無事、完成版が届いた!
さて、2週間くらいでビスタプリントからダンボールが届きました。
うおお、開けてみると、予想より全然しっかりしている…!

子供も完成したフォトブックに興味津々。

背表紙もバッチリ印刷出来てました。

A4横の見開きはインパクト抜群!

見開き部分はこんな感じ。フルフラット製本なので、写真が折り目に重なっていても大丈夫です。

思った以上の完成度で大満足の出来でした!
最後に!!
構想から製作、完成までそれなりに長い月日を要しましたが、結果的には思い出に残る冊子が出来て良かったです。
最近では写真を準備するだけでレイアウトから印刷・製本まで写真集の作成を自動でやってくれるサービスや、データのまま共有できるサービスも多いですが、時間をかけて作る唯一無二のフォトブックもまた良いものですね。
子供が物心ついた時に小さい頃の思い出を見せてあげられるように、皆さんもフォトブック作りをしてみてはいかがでしょうか!!