やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
いやあ、年賀状の季節ですね。毎年どんなものにするか悩んでいるのですが、今年はどんなのをつくろうかなあ。。。
ぼんやりとネットサーフィンをする鷹h氏。
むむむ!
なんじゃこれは!!
めっちゃクオリティたけええ!
調べてみるとこれは「寝相アート」というらしい。
なんか難しそうだけど、自分で作れるのだろうか…。
せっかくの機会だし、思い出づくりに子供と寝相アートを撮影してみることにしました。
- sponsored link -
寝相アートとは?
赤ちゃんの寝相の形を生かしたおもしろアート写真のことです。
書籍やテレビでも話題ですね!
巷では「ねぞうアート」「おひるねアート」「おむつアート」「赤ちゃんアート」っていう呼び方もあるみたい。
一般社団法人 日本おひるねアート協会や一般社団法人ベビードリームアート協会みたいにすでに色々な団体が発足している様子。
商標登録もされているようなので、今回の記事ではこれらを総称して「寝相アート」という呼称にします。
もちろん寝相アートの撮影対象は赤ちゃんじゃなくても、ペットや家族、色々な方と楽しめます。
寝相アートのコンセプト
調べてみると大体以下のルールがあるみたいです。
1.赤ちゃんが一番の主役!
寝ている赤ちゃんを撮る時は、安眠のジャマをしない!生活リズムを崩さないように気をつけよう。
赤ちゃんが起きている場合は笑顔を可愛く残すようにしたいところ!
2.おうちの中にある物を使う
特殊な機材や特注のセットは使いません。
あくまで布やおむつといった家の中にあるものを使います。
3.世界観はハッピーに!
将来、本人に見せることも想定して、明るくて幸せな写真を残します。
思わず大人たちがほくそえんでしまうような写真が理想的。
4.赤ちゃんが寝返りを打ったら潔くあきらめる
無理やりポーズを変えさせると泣きます。グズります。
相手は赤ちゃん。粘り強く時間をかけてイメージに近い写真を撮影しましょう。
どんなテーマがあるの?
基本的にはどんな内容でも問題なし!!
欽ちゃんの仮装大賞ばりに独自の世界観をつくることが大切。
色々調べてみると以下のようなテーマがあるみたい。非日常な光景を作るのが流行っているみたいですね。
- イベント、お祝い事、記念日
- 空中浮遊、宇宙遊泳
- 動物、おもちゃ
- 物語、おとぎばなし、ファンタジー
- サーカス
- お洗濯もの(として吊り下げられる)
- 海、釣り、波乗り
- スポーツ、オリンピック
- 料理、食卓
などなど、可愛らしい写真ならなんでも大丈夫です。
寝相アート制作のコツ
寝相アートは通常のアートとは違って赤ちゃんならではのコツがあります。
1.事前準備が大事
当たり前ですが寝相アートはあんまりアドリブがききません。赤ちゃんという本能のまま生きている動物を相手にするからね。
事前に大まかなテーマを決めておいて準備をすませておくことが大事!
寝てから、寝相を見て題材を決めるのもアリですが、それでは準備に時間がかかりすぎます。赤ちゃんが起きる可能性もありますし、シーツの色など後から変えるのはとても難しいです。
子どもが寝る前にテーマに沿ったシーツを予め敷いておくのが吉。
2.テーマに沿って生地を準備する
寝相アートは背景の色がとにかく重要!
基本3色、差し色で4〜5色位の生地があると表現の幅が広がります。
あと、背景を敷く時に注意したいのが布はピンと張り、しわをつくらないこと!
これだけで出来上がりの完成度がぐーんと上がります。シワのよりにくい素材を使うだけでぐんと綺麗に見えます。
3.お洋服にもこだわろう!
せっかくなので赤ちゃんの洋服も普段着ではなくて、ちょっと素敵な衣装にするとテンションも上がります。
テーマが決まっている人は赤ちゃんにコスプレ衣装を着させるのも良いですね。
昼寝タイムになったら着させたい服があれば着させてしまって、背景になる布団類の上に寝させるようしましょう。
後は寝た後で、デザインを考慮しながら、世界観を作り込むべし。
4.小物も大事!
背景と衣装だけではその世界観が作れません!
あとはたくさん小物をおいて画面を賑やかしましょう!
オススメは造花とぬいぐるみ。
これがあれば結構画面が可愛らしくなります。
5.真上から撮る!
真上から撮ると、アートっぽく見えます。ここは頑張って出来るだけ真上から撮影しましょう。
三脚と雲台とバーを組み合わせるとプロの機材っぽくなりますが無理そうなら手を伸ばして撮ります。
この時、背景の枠外まで大きめに写真を撮ることをオススメします。 (トリミングは後からできるので)
椅子などに乗るときは赤ちゃんにカメラを落としたり自分が落ちたりしないように注意して下さい。
6.とにかく部屋は明るく!
せっかく作った寝相アート、いざ撮って見ると影が出来てしまったり、何だか暗いぞ…。
蛍光灯の下で撮っている方にありがちな現象です。
ふんわりと明るい写真を撮るためには自然光が一番!
カーテンを全開にして最高の一枚を記録しましょう。
撮った後に画像加工で明るくすることも忘れないように。
自作に向けての準備!
さて、色々と寝相アートのイメージをつかんだところで、早速我々も準備開始です。
準備1:イメージを固める
2017年は酉年!「ニワトリ」は必須でしょう。初めてだからあまり難しいテーマにしないで、素直にニワトリと赤ちゃんの写真にしよう。
大きなニワトリに子供が乗っかっているイメージ。
そういえばベリーペイントもニワトリを描いたな・・・。
マタニティアートとは違い、事前に下絵を考えるわけではなく、ざっくりとしたイメージのみを作った後は、その場で絵を作っていこうと思います。
準備2:必要なものを調達
私が用意したものは以下のとおり。
- 1m×150cmの生地数枚(ユザワヤにて購入)
- 毛布(家にあったもの)
- 綿・フェルト・羊毛フェルト(ユザワヤにて購入)
- 造花・小物(100均にて購入)
- 赤ちゃんの衣装
- ストール・マフラー(普段身についているもの)
こんなもんでしょうか。

寝相アートに使用した生地・毛布。上の3枚は購入したもの。

綿・フェルト・羊毛フェルト。製作イメージに合うように切っておきます。

画面の賑やかしに便利なポンポンボール。100均にて購入。
準備3:赤ちゃんの準備
お腹が空いていると全く寝てくれないし、泣き続けるので、十分お腹を満たしてあげましょう。
新生児の場合、ミルクを吐いたりすることもあるので、衣装に着替えさせるのはお昼寝タイム直前がオススメです。
早速、制作開始!!
モチーフも材料も揃えたら、あとは製作あるのみ!!順番に制作過程をメモしておきます。

まずは背景となる生地を並べます。出来るだけシワにならないように引っ張りながら敷きましょう。我々の場合は赤ちゃんが寝付きやすいように生地の下に敷布団を設置しました。
あとは材料をイメージに合うように並べていくだけ。

うーむ、あーでもない。こーでもない。

羊毛フェルトでヒヨコなんか作ったりして。

大体こんなものかなあ。一応完成形ということにします。ここまで所要時間4時間。

最後に赤ちゃんに入ってもらいます。しかし指をベロベロして全然落ち着かないご様子。。。笑ってくれー

妻にあやしてももらいつつ、なんとか撮影できました。
作品が完成!

ででーん。完成品がこちら。
初めてにしてはまあまあ寝相アートっぽくなって満足。遠近感の出し方とか、構図、生地の使い方はもっと色々出来そうだなあ。
これまでの製作過程をご覧いただいたとおり、私の部屋はカーテンを全開にしてもかなり暗かったですが、カメラの設定とその後のphotoshopによる修正により、このくらいまでは明るくなります。
自宅で寝相アートが撮影できるか不安な人もご安心を!

ちなみに年賀状のデザインはこんな感じ。ポップな雰囲気にしてみました。
最後に!!
以上、寝相アートの製作過程をご紹介しました。
製作開始から撮影終了までおよそ6時間。その場その場であれこれ小物を追加したり、途中赤ちゃんが号泣したりする場面もあり、結構な時間がかかってしまいました。
でもやっぱり大がかりなセットを作ると楽しいですね!ちょっとした文化祭気分を味わえました!!
また何かの記念日があれば寝相アートに挑戦したいなあ。
以上だよ。