やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。
先日の戌の日、妻の安産祈願のため帯祝いをしてきました。
行先は日枝神社。
山王祭に参加したり、友人の結婚式を見に行ったり、自分の結婚式を執り行ったり、初詣に行ったりと、なにかとご縁のある神社です。


安産祈願といえば水天宮がメジャーですが、大人気であるがゆえなのか、御祈祷も妊婦さんだけということと、おそらく日曜日は混んでいるだろうということで、夫婦2人で御祈祷を受けられる日枝神社の方に軍配が上がりました。

そして、日枝神社はおサルさんが主役の神社。猿もお産が軽いので縁起がいいそうなのです。
水天宮の方が人気とはいえ、日枝神社もメジャーな神社であることは間違いない!
実際行ってみたところ、そこそこ混んでおりましたので、今回はその様子をメモしておきたいと思います!
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戌の日の帯祝いについて
日枝神社のホームページには、こんな記載が。
江戸時代、徳川家の産土神として崇敬された当社では、「西城御出産の御祈とて。(中略)山王の社には銀五十枚。」(『徳川実紀』元文二年二月)とあるように、将軍世嗣・お子様の出産の折には、「無事出産」を祈祷されていました。 また、猿は日枝神社の神様のお使いであり、古くから「御神猿(ごしんえん)」として信仰され「まさる(魔が去る)」と親しまれ、犬とともに分娩の軽い動物として、これにあやかる信仰があります。 妊娠五ヶ月目の戌の日または、申の日に妊娠を神様に奉告し、胎児の健全な発育と、安産をご祈願ください。
産婦人科から渡されるスケジュールにも「戌の日」の帯祝いが記載されていたし、日本ではメジャーな儀式なのですね。
伝統行事なのなら、やろうではないか!!
妻と赤ちゃんが安定期まで無事に過ごせたことに感謝し、これからも無事に過ごせるように、神様に祈願しましょう。
予約は必要なの?
予約は不要です。
当日、祈祷所の受付で申込みをすれば受け付けてもらえます。
ただし、日曜日の戌の日はかなり混んでいる恐れもあるので、どうしても不安な場合は電話で確認するのも良いと思います。
でも仮に待合所があふれるほど混んでいたとしても、1時間待てば確実に祈祷してもらえると思います。
準備するものは?
お参りの際に絶対持っていかなければならないものはありません。
ただし、腹帯についてはどうするかを事前に決めておくべき。
自分たちで持参することもできますし、日枝神社で安産祈願の腹帯を有料(5,000円)でいただくこともできます。その場合は昔ながらの「さらしタイプ」のものになります。
安産祈願をする際にお渡しするお金は、神社では「初穂料」といいます。
一般的には、初穂料・お布施は目安として5,000円~10,000円くらいだそうです。
一方、日枝神社の安産祈願料は10,000円~。他と比べると若干高額なご様子。
お参りに行くときの服装は?
神社へのお参りで思い出に残るものなので、ラフすぎる格好は避けた方が賢明です。
キメッキメの格好で行く必要はないと思いますが、我々も一応ジャケットを羽織っていきました。
妊婦さんの体の負担にならないような過ごしやすい格好に一番大事です。
当日の様子
我々がお参りを予定したのは、戌の日の日曜日。前日バタバタしていたこともあり、午前中は爆睡。午後になってから出発しました。

到着は2時くらいだったと思います。
日枝神社は小高い坂の上にあるのですが上りはエスカレーターがあり妊婦もらくらく。
ちなみに日枝神社は無料の駐車場もあるので、車での訪問も可能です。妊婦にはありがたい神社ですね!

境内では特に結婚式もやっておらず、意外と閑散とした感じ。

案内に従って「山王夢御殿」の祈祷受付に向かいます。何度も日枝神社には訪問させてもらっておりますが、祈祷コーナーには近づいたことがありませんでした。
受付の流れ

山王夢御殿の中に入り、受付用紙に記入をします。受付用紙は複写式になっており、領収書になります。

祈祷料は一万円~で、支払うお金の額を○付けるようになっています。支払う額は気持ちの問題なのでしょうが、大抵の方は一万円を支払うのではないでしょうか。他の神社と比べるとそれでも高い方の部類だからね。
腹帯については「希望する(日枝神社の腹帯を購入)」か「持参した」か「不要」を選ぶことができます。
日枝神社の腹帯を購入する場合はプラス5,000円。
この腹帯はさらしのような仕様になっており、カッコ良いといえばカッコ良いですが、日常生活では若干不便そうです。昨今はマジックテープで簡単に脱着できるタイプのものが市販されているので、実用性を考えれば、そちらの方がよいかと思います。
ただし、腹帯を持参する場合でも要注意!
一度でも身に付けてしまった腹帯は神前にあげることが出来ません!
事前に購入して試しに付けてみようかなといって安易に開封しないことをオススメします。
ちなみに我々は事前に開封してしまい、神前ではなく、手元に持って祈ってもらうことになりました。。。
部屋の中は、3人掛けベンチが10脚くらい並んでいて、次のご祈祷まで待機をするようになっています。
待ち時間は30分くらいだったかな。20~30人ほどが待っていました。
戌の日&日曜でこれくらいの人数なら、行けば入れる程度なのかもしれない…。30分おきだとしても結構な回数をこなせますもんね。
ちなみに、同じ時間帯で待っていた人々の雰囲気ですが、ピシッとしたブラックスーツで決めている30代後半の脂がのったイケイケ会社員と昔読モやってましたみたいなきれい系お姉さんや、フリーランスと思われるTシャツ長髪旦那とほのぼの系妻など、結構多彩。
ご両親と来ている方や、お宮参りで来ているのか、子供連れで来ている方も多くいましたね。
ご祈祷の流れ
30分ほど待っていよいよ前の組が終了。
奥の部屋に案内されて儀式が開始されます。
内容は、
- 宮司さんの儀式
- 宮司さんのお祈り
- 巫女さんの神楽
の大きく3点。
御祈祷の内容を聞いていると、
安産祈願の家族がいくつかと、お宮参りの家族がいくつかがあった様子。
それぞれの夫婦の名前と住所を言ってくれていました。
祈祷もちょいお高めな日枝神社だけに、みなさん良いとこに住んでいるのかなと思っていたのですが、市川市や東久留米市など意外とバリエーションに富んでいて、ちょっとホッとしました。まあ、港区界隈、広尾やみなとみらいといったイケてる住所もいたけどね。
そんなしょうもないことにドキドキしつつも、祈祷中のほとんどは頭を下げて参加者もお祈りをします。
笛や太鼓、琴の音色や宮司さんの美声、巫女さんの舞に厳かな気持ちになったところで、御祈祷は終了。
出口で記念品をもらい、御祈祷の部屋から出るときにお神酒(舌先でなめる程度のひとしずくなので妊婦も大丈夫。)をいただきます。
という流れになります。全部で正味20分間位だったかな。
ひとしずくでも久々にアルコールを飲んで、奥さん歓喜。
記念品の内容
出口でもらった紙袋を開けてみると記念品が入っていました。
「安産祈願の玉串」「お米」「お守り」「シール」「お菓子」「鰹節」「お酒」が入っていました。

玉串。おうちに飾っておこう。

お菓子、鰹節、お酒の3点セット。
御菓子は、日本橋錦豊琳本店で、意外と洋菓子なのね。
おめでたいものの象徴の鰹節。お酒は、妊婦が飲めないので料理酒かな?

お守りは大切にしようと思います。
最後に!!
帯祝いの作法や手順は神社やお寺によって多少違うそうが、特に何の予備知識なくお参り可能でした。
厳かな気持ちになるとともに、お腹に赤ちゃんの命が芽生えてから5ヵ月経ったということを、なんとなく実感しました。
こういう機会もなかなかないので、妊婦さんの体調とも相談しながら、家族とお出かけも兼ねて安産祈願に行ってみてはいかがでしょうか!!
<概要>
【名称】日枝神社
【住所】東京都千代田区永田町2丁目10番5号
【TEL】03-3581-2471
【アクセス】
<電車の場合>
地下鉄(千代田線)赤坂駅(出口2)徒歩3分
地下鉄(南北線・銀座線)溜池山王駅(出口7)徒歩3分
地下鉄(千代田線)国会議事堂前駅(出口5)徒歩5分
地下鉄(銀座線・丸の内線)赤坂見附駅(出口11)徒歩8分<車の場合>
首都高速霞ヶ関インターより5分
【ホームページ】http://www.gokigan.jp/anzan/index.html
【受付時間】午前9時~午後4時半(常時)
【受付場所】山王夢御殿内受付(平日は中庭授与所にて承ります)
【ご祈願料】1万円から申受けます