【感想】圧倒的な物量に酔いしれよ!「村上隆のスーパーフラット・コレクション展」が凄まじい件。

IMG_4697やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。

先日は、アーティスト・村上隆の「村上隆の五百羅漢図展」を見てきましたが、今度はコレクター・村上隆の「スーパーフラット・コレクション展」を見てきました。

 

一言で言うと、すごいよ、この展覧会!

猥雑な箇所あり、洗練された箇所あり、古今東西、大小様々、絵画・彫刻・映像・インスタレーションなんでもござれ。

村上隆のオモチャ箱は、どこもかしこも好奇心に溢れていて、明るかったり暗かったり、静かだったりうるさかったり、いつもは静謐な横浜美術館に訪れたサーカスといった感じ。ライブ感がとまらない。大人の文化祭とはこのことを言うのですな。

 

概要は以下。

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村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで

会場:横浜美術館
期間:2016年1月30日(土)〜4月3日(日)
休館日:木曜日 ※2016年2月11日(木・祝)は開館。
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで

なんと、六本木ヒルズの五百羅漢図展に続き、日本にしては珍しく基本撮影オッケーということで、写真とともにご紹介したいと思います!



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早速、入場してみる。

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早速エントランスホールに巨大な彫刻がたくさん。

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2階に上がる途中に置いてある、張洹(ジャン・ホァン)《ヒーローNo. 1》(2008年)。まじでけえ。。

 

2階に上がると、1歩踏み込むと所狭しと作品が陳列されている。展示室に順路はない。

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縄文土器や中国の古陶器、薩摩焼などの地方窯の器や東欧の革製ビールジョッキといった博物館のようなエリア。アノニマスなものだけでなく、北大路魯山人など、著名作家の作品も数多く並列されている。

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変わったものでは、コーヒフィルターや古美術商からもらったという雑巾まで!

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展示室をつなぐ部分には、奈良美智《California Orange Covered Wagon》(2008年)。ワゴンの中では小粋な音楽が流れています。この音楽は、奈良本人が今回の展覧会用にリミックスしたものだそう。

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各展示室には、奈良美智の陶器や小林正人の絵画など、村上隆と同世代の現代作家の作品が。

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なんて思っていると、Mr.、タカノ綾や青島千穂によるかわいい絵画もちりばめられていたり。ギャラリーを運営しながら、カイカイキキで後人を育てている、アート・プロデューサー村上隆としての顔も垣間見える。

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古美術から現代アート、なんでもございん。ところせまし。

日本でこれほどの現代アートのコレクション持ってるところがどれだけあるんだろう、と疑いたくなるくらいの質と量。アートの大洪水。

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作家性がどうとか、そんなことはどうでもよくて、一つ一つのアートの意味が再構築されて別のものになっているような感覚。

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グランドギャラリーを作品が占拠しているだけでなく、何気ない廊下や、普段はコレクション展をやっている場所まで一部侵食して、美術館の空間を膨大な量で埋め尽くしています。

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横浜美術館という、それなりに大規模な美術館の気積の中に、マッチョな剛腕コレクター村上隆の、途方もない脳内風景が広がっておりました。。。

 

スーパーフラット・コレクション展」の感想

現代美術の名作もたくさんありますが、アートコレクターにありがちな、所有物の自慢をしているわけでは決してありません。「現代美術家の収集したもの」というフィルターを通して見ると、興味深いものがたくさんありました。

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一般的な美術品としての価値はないであろう骨董品なんかも、それになんらかの価値を見出して収集しています。なぜ購入したのか、どこに惹かれたのか、どうして今回展示したのかを考えることは、とても面白いです。

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村上作品の表現に近い、購入意図が分かりやすいものもあれば、全く関連がなさそうに見えるものも。

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この村上隆のコレクションには、壮大なお金が投資されているでしょう。「収集」という行為は、身銭をきって欲しいものを集めるわけで、玉石混交に見えるけれども、自身の理想や興味、想いが色濃く出るとのだと感じました。

 

そして、そのコレクションをキュレーションし、特定の作品を展示することは、村上隆の作品を鑑賞するのと同じくらい、それ以上の大きな感銘と気づきを与えてくれた気がします。

自分のフィーリング・哲学を持っていれば、「集める」ことも「収集品を展示する」ことも同様にクリエイティブなことであると。

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上記の文に村上隆の想いが綴られています。村上隆は、今六本木でやっている五百羅漢図の展覧会と、この横浜美術館でのコレクション展、これを最後に国内で展覧会はやらないと公言しているそう。

 

森美術館で開催中の五百羅漢図展も、圧倒的な迫力ですが、この横浜美術館も、かなりぶっ飛んだ内容で、度肝抜かれること間違い無し。この感覚は、体感しないと絶対理解できない。

 

それから、作家のコンセプト等の妄想云々は抜きにして、単純に、国内外の美術作品がたくさんあって、ものすごく心地よい空間が出来上がっております。

アーティストうんちくを語る前に、アートの持つ本質的な「美」を感じ取れというメッセージが聞こえてきそうな。。。

 

村上隆さんが苦手な人にも絶対面白い展示です。アートに興味があるすべての人に絶対お勧めの展覧会です!

 

六本木ヒルズで開催している「村上隆の五百羅漢図展」の感想は以下に書いてます。「五百羅漢図」も死ぬまでに見ておいたほうが良い作品だと思います!

【感想】「村上隆の五百羅漢図展」を見てきた。ポップさとジメッとした日本らしさの融合が刺激的。

 


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鷹h氏 (@noaru_takahshi) の戯言

鷹h氏
「圧倒的な物量」っていうのは興奮するポイントだと改めて感じました。自分だけではなしえないインパクトがありますよね。

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