【感想】現代アートを楽しく購入する枠組み!『ワンピース倶楽部展vol.10 はじめてかもしれない@アーツ千代田3331』

やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。当ブログの記事をお読みいただきありがとうございます。

2017/9/8から9/10までアーツ千代田3331にて開催中の、東京ワンピース倶楽部「はじめてかもしれない展」に行ってきました。

現代アートコレクターの方々がこの1年で購入した作品を展示する展覧会。コレクターにとっては自分の愛する作品を公開する機会にもなりますし、アーティストにとっても作品発表・販売の機会につながるwin – winな企画。

観客の立場からすれば、プロのキュレーターが意志を持って集めたわけではなく、個人のコレクターの立場から集められた一流から若手作家まで作品が一堂に会して展示される刺激的な展覧会です。

今回はそんな「はじめてかもしれない展」の様子を簡単にメモしておこうと思います。



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ワンピース倶楽部とは

 まずワンピース倶楽部について簡単に紹介させていただきます。公式サイトを引用しますと、

ワンピース倶楽部とは、現代アートマーケット拡大のため、楽しみながら、
最低一年に一作品(ワンピース)を購入することを決意したアートを愛する人達の集まりです。非営利団体。

ルールは次のとおり。

(1) ワンピース倶楽部の会員は、一年の間に最低一枚、
現存するプロの作家の作品を購入します。

(2) ワンピース倶楽部の会員は、自分のお気に入りの作品を見つけるために、ギャラリー巡りや、美術館巡りなど、審美眼を高めるための努力を惜しみません。

(3) ワンピース倶楽部の会員は、各年度の終了したところで開催される展覧会で、各自の購入作品を発表します。

以上、上記のルールを守りながら、ゆるやかに、楽しくアートを楽しみましょう。

とても面白い試みですね。

現代アートは、個人で何点もの美術作品を所有できる資産家コレクターだけのものではなく、庶民層にも1年間に1点アート作品を購入するだけで現代アートのマーケット拡大に貢献できるのだという、アート作品を所有する動機づけを与えてくれますし、アーティストとしても作品を作り続けていく上でアート市場拡大は願ってもない状況です。

「ワンピース倶楽部」の試みは、コレクター・アーティストお互いにwin-winな関係を作り出す枠組みとなっています。

ワンピース倶楽部は東京の他に名古屋支部、関西支部、金沢支部、北海道支部、四国支部、九州支部があり、会員数は約150名とのことです。全国にそうした輪が広がっていけばよりアートが身近なものになっていくと思います。

「はじめてかもしれない展」とは

ワンピース倶楽部の会員が、この1 年間で購入した現代アート作品の展覧会です。

美術館の展示では作品自体の背景や解説が記されていますが、展示作品にはそれぞれ購入者のコメントが記されています。

コレクター各自がどのように作品と出会い、どのような思いで購入に踏み切ったのか。本展示ではその作品一つひとつに、アーティストと購入者の物語が感じられます。

展覧会の様子

それでは簡単に展覧会の様子をご紹介します。

会場はアーツ千代田3331。入場は無料です。

1Fメインホールをいっぱいに使った圧倒的ボリューム。

展示の仕方も非常に丁寧な印象です。完全にランダムに展示されているわけではなく、作品の質によってゆるやかにエリア分けされています。

動物がテーマの部屋。

ポップな作品が多いエリア。

モノクロ写真群。

絵画や彫刻だけでなく、映像作品もあります。

気になった作品

以下個人的に素敵だなと思った作品です。

白根ゆたんぽ《In Break Time》。とても可愛らしい女子のイラスト。「生まれ変わったらこんな女の子になりたい!」とのコメントが記されていました。

灰原愛《小さな二人の小さな歌》(左)、松田京子《二人の門出》(右)。アーティストは異なりますが、素朴で可愛らしい色使いや造形に惹かれる彫刻作品です。

秋田陽平《日本の静物画1》繊細で静謐なタッチの油絵。色使い、画面構成も素敵。でもモチーフは二郎系ラーメン。このギャップが最高です。

展覧会の感想

想像以上にパワフルで楽しい展示でした。

リアルタイムで現代アート市場をウォッチしながら作品を収集しているコレクターの展示は、どれも力作ばかり。写実的な作品ばかりではなく、コンセプチュアルなアートが多かったのも印象的です。

例えば下記記事のようなプロの作家さんが集めた作品の展覧会では、展示作品から作家のパーソナリティが透けて見えますが、

【感想】『片山正通的百科全書@東京オペラシティ』集めたモノから伝わる一流クリエイターの本質。

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今回のように多数のコレクターによって集められた作品が並列に展示されている光景はとても新鮮で、なにか一つの哲学に収束するわけではなく、むしろコレクターが作品そのものとの向き合うための方法をケーススタディとして学べる機会になると感じました。

最後に!!

コレクターさんの熱い思いがムンムン伝わってくる展覧会。私ももっとアートを購入したいなと思える素敵な展覧会です。

この展示会は9/10(日)までとなりますが、ワンピース倶楽部では定期的に作品発表の機会がありますので、ご興味ある方は是非参加してみてはいかがでしょうか!!

名称:第10期 東京ワンピース倶楽部展「はじめてかもしれない」
会場:3331 Arts Chiyoda 1Fメインギャラリー
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
日時:2017.9.08(Fri) 18:00-21:00、2017.9.09(Sat) 12:00-20:00、2017.9.10(Sun) 12:00-20:00
公式サイト:http://onepiececlub.sakura.ne.jp/?p=313

 

現代アートはネットで気軽に買える時代に!現代美術品のオススメ販売サイト11選

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鷹h氏 (@noaru_takahshi) の戯言

鷹h氏
現代アートはいつだって1点もの。世界に限られた数しかない、知的でウィットに富んだアート作品を集めることは一つの幸せの形なのかもと思いました。

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