【感想】あいちトリエンナーレ2016『虹のキャラヴァンサライ』全会場を1日で回ってみた!

やあやあ、能ある鷹h氏(@noaru_takahshi)だよ。

夏の大型連休を利用して名古屋に行ってきました。帰省先の北海道からフェリーと青春18きっぷの格安旅行。

道中フェリーが欠航になったり、電車の接続が悪く目的地にたどり着けなかったり、諸々トラブルはあったもののそれはおいといて。。。

名古屋に来た目的のひとつは「あいちトリエンナーレ2016」です。

3年前にも訪れましたが、豊橋会場が増えてさらに地域を巻き込んだ大型アートフェスになった感じがする今回のあいちトリエンナーレ。

全会場を一日で回るのはなかなか大変だけれども、朝からスタートすれば大方の場所は巡ることが出来ます!

今回はルート選びの参考にしていただければと思い、トリエンナーレの感想をメモしておこうと思います。



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あいちトリエンナーレってなに?

aichi今年で3回目になる「あいちトリエンナーレ2016」。

名古屋、岡崎、豊橋というそれぞれに個性的な3都市で開催されるアートの祭典です。

名古屋においては、名古屋市美術館、愛知県美術館を含む愛知芸術文化センター、栄地区、長者町地区と大きく会場が4か所。そして岡崎は前回同様、そして今回は、豊橋も会場になっています。

現代美術展以外にも、舞台芸術・パフォーミングアーツが随時おこなれているのが特徴です。

今回のテーマは「旅」です。キャラヴァンサライというのは旅の休憩所を意味するそう。

私の廻ったルートは以下のとおり。

  1. 名古屋市美術館(9:30~10:20)
  2. 愛知芸術文化センター(10:30~11:20)
  3. 長者町会場(11:30~12:00)
  4. お昼ごはん(12:00〜13:00)
  5. 岡崎会場(13:30~14:20)
  6. 豊橋会場(15:00~18:00)

豊橋会場ではダニ・リマのパフォーマンスも見学しました。詰め込みすぎ!!

なかなか来れる街でもないので、たくさん詰め込むのも楽しいと思います。ゆっくりアートを堪能したい人は1泊2日の日程がベストな選択だとは思います。

名古屋会場

以下、各会場で気になった作品をご紹介します。

名古屋市美術館会場

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名古屋駅に到着したら地下鉄で伏見に出て、白川公園に向かいます。

あいちトリエンナーレ2016の中では最も朝早い9時30分から開館する名古屋市美術館からスタート。

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名古屋市美術館は、1階と2階、および地下1階の一部のスペースを贅沢に使ってゆったり展示されています。

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多田友充の作品。この抽象感がとても渋い。

アブドラ・アル・サーディのスイカ的風景はウィットに富んでて面白いし、小林武久のスピーカー群が作り出す不自然さと自然の音空間もかなり楽しい。

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賴志盛の展示空間。この壁に沿って付いている高さ80cm、幅30cmほどの廊下を通って作業場を鑑賞します。建築現場の見学に来たかのような新鮮な体験。

ちなみに常設展もオススメ!近代美術はもちろん現代アートも充実しています。

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ちなみに白川公園はポケモンGOだとタッツーの巣らしいですよ。ポケストップも多いので名古屋市科学館に訪れる家族づれやカップルと併せて、たくさんの人でにぎわってました。

愛知芸術文化センター

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続いては名古屋エリアのメイン会場である愛知芸術文化センターへ。徒歩でも15分くらいだから地下鉄に乗らなくても行けます。

8階と10階が愛知県美術館になっており、あいちトリエンナーレのメイン会場といえます。

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こちらも市美術館と一緒でかなり贅沢な空間の使い方。10階と8階の空間で非常に広く使い、迫力のある作品が展示されています。

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ディレク・ウィンチェスターの作品。感情表現をテーマにした展示。

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タロイ・ハヴィニの展示も結構な迫力。

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三田村光土里の作品はとにかくポエティック。このオシャレさは見習いたい。

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大巻伸嗣のインスタレーション。大迫力のポップな空間に仕上がっています。

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マーク・マンダースの展示。彫刻群の不気味さに引き込まれました。

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西尾美也+403architecture [dajiba]の”みんなのワードローブ”。衣服を持ち寄って思い出とともに服を交換していく試み。

他にも見応えある展示が多数!さすがメイン会場。

ただ前回の強いテーマ性に比べて、なんか物足りないかなという印象も。

3年前は「揺れる大地」ということで震災をテーマにしており、今回のテーマは「虹のキャラバンサライ」、どんな作品もあてはめやすいということが挙げられるかなと思います。

それはそれで堅苦しくなく、多様性が確保されていてとても素敵なのですが、パワフルさには欠けるのかな。

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愛知芸術センター内には、愛知県美術館以外の空間にもいくつか作品が展示されています。田島秀彦の展望回廊はとくにチケット買わなくても見ることができます。

長者町会場

さらに長者町会場へ。かつては繊維問屋で栄えた街で、過去3回連続で会場になっています。

使われなくなったビルの中で作品が展開されているのだけれど、なんというか数が少ない!以前の濃密さや充実ぶりはどこへ行ったのか。遊休化しているビルが少なくなったのかな、簡単に見学してお昼ご飯を食べる。

岡崎会場

ここまで回ってお昼ごはんを食べたら13時。見学するの早いって?一日で回ろうと思ったらそんなに余裕はないのです。

次に会場である岡崎会場に向かいます。JRで岡崎駅に向かうも、東海道線に乗り込んでガイドブックを見てみると最寄駅は名鉄の東岡崎駅であることを知る。がーん。よく確認しておけばよかったーーー。

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仕方なくJR岡崎駅から岡崎公園前駅まで愛知環状鉄道で移動。岡崎公園を通り岡崎城を横目に15分ほど歩く。ここで時間ロス!!

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そしてさらなる衝撃!岡崎のメイン会場といっても過言ではないシビコが閉まっとる!!平日の木曜日は定休日なのね。。。がっかり。。。

失意のまま表屋と東岡崎駅の展示を見学。岡崎会場は徒歩15分圏内くらいに主に4会場があり、きちんと廻ろうとすると結構時間がかかります。

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名鉄東岡崎駅ビルの展示。

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二藤建人の展開するインスタレーションが力強く存在感がありました。

結局、岡崎会場ではあまり展示が見られず、でも豊橋会場に向かわなければならず、ここで東岡崎駅から豊橋行の名鉄に乗り込みます。

豊橋会場

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15時からダニリマのパフォーマンスのチケットを取っていたので穂の国とよはし芸術劇場PLATへ。

danilima引用元:http://aichitriennale.jp/artist/danilima.html

リオデジャネイロを拠点に活動するダンサー、振付家のダニ・リマが主宰するブラジルのカンパニー。

まさかの日本語のパフォーマンス。モノの持つ形や色を組み合わせて次々と別の物語が紡ぎだされていく。NHKの教育テレビのようなワクワクする展開。身体でここまで表現できるのって楽しいだろうな。観客も巻き込んで盛り上がり大団円で終了。

PLATには大巻伸嗣の作品も展示されてます。展示は19時まで。

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大満足のパフォーマンスを見た後は、水上ビルへ。農業用水路だった場所の上に建てられたビルが連なる場所。

高度経済成長期に闇市の移転先として建てられたそうです。水路に合わせてビルが連続しており、こういう面白い街って今でも残っているんだなとしみじみ感じました。

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オススメはラウラ・リマの鳥を100羽放し飼いにしてあるインスタレーション。

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空き部屋に文鳥が飛び交う空間。動物園でも体験できない。文鳥かわいすぎる。。。思わず長居。

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イグナス・クルングレヴィチュスのインスタレーション。社会的メッセージ性の強いシンプルな問いと軽快なリズム感により心が追い詰められていく構成が印象的。

次にはざまビルへ。

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リビジウンガ・カルトーゾの展示。不時着した飛行機が。BGMを変えたり、色々操作出来て面白い。飛行機に乗ろうとしたら不安定だったのであきらめました。。。

続いて開発ビルへ。

10階建ての建物には各階ごとに作品が展示されており、一番上までエレベーターで上ってから、各階の作品を見ながら降りてくる仕掛けになっています。展示を見たりレトロなビルを見たりという体験自体が面白い。ここが一番気合入っているように感じました。

どのフロアも展示場所が広く取られており、見ごたえがあります。

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10階の石田尚志の展示。劇場や楽屋など全体活かした作品。

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6階の小林耕平の展示。現代の「東海道中膝栗毛」を表現したインスタレーション。ものと人の関係性が問い直す思考だったり実践がとても面白い。

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5階の久門剛史の展示。小さな仕掛けがとてもインパクトのある空間を作り出す独特のインスタレーション。かなり見応えあります。

ここまでで大体18時。豊橋会場の展示は19時まで。豊橋でご飯を食べて終了―。

充実した一日だったけれど、さすがに疲れた…。

最後に!!

今回のあいちトリエンナーレ、瀬戸内芸術祭や越後妻有大地の芸術祭のように広すぎず、かといって横浜トリエンナーレのように街中だけでもなく、地方都市ならではの展示方法を模索しており、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

名古屋会場だけだと過去2回に比べて物足りなさを感じるかもしれませんが、岡崎、豊橋ともにかなり充実した内容で、是非ともどちらも廻っていただきたい!!

会期は2016年10月23日まで!!名古屋に行く用事がある方は一緒に見学してみることをおすすめします!!


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鷹h氏 (@noaru_takahshi) の戯言

鷹h氏
瀬戸内や越後妻有のようにトリエンナーレががっちり街に溶け込んでいるっていう感じがなかったので、もうちょっとプロモーションしてあげたいなと思った次第なのでした。

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